アメリカとメキシコの国境沿いで保護された、1匹の子猫。
発見された当初は、どうにか息をしていると言えるほどにまで弱っており…
生後3週間ほどの年齢にもかかわらず、体重がたったの170グラムしかありませんでした。
保護団体は子猫を「レイ」と名付け、手厚く看護してあげます。
そのおかげで、どうにか彼は恐ろしい死の淵から生還することができました。
お気に入り
保護団体の代表であるハンナさんは、独りぼっちで保護されたレイが寂しさを感じないように、クマの人形をプレゼントしてあげます。
レイはこの素敵なプレゼントをたいそう気に入った様子で、毎晩抱っこしたまま眠りに落ちるほどでした。
しかし、あまりにも愛着がわきすぎてしまった結果…
ハンナさんが洗濯のために人形を取り上げてしまったところ、彼は機嫌を損ねて、ぬいぐるみを返してもらうまでご飯も食べなくなってしまったといいます。
その実感のためには、慣れ親しんだ匂いであったり、音であったり、目に見える何かであったり、そういったものが必要です。
ぬいぐるみを一時的に失ったことで、レイも不安を感じてしまったのでしょう。
そんな様子を見て、ハンナさんは自宅で暮らす猫・アルーンを、彼と引き合わせてみることにしました。
アルーンは、子猫の面倒を見るベテラン。
レイもあっというまに懐いて、どこへ行くにも後をくっついていくようになりました。
こうしてレイは、先輩から「あるべき振る舞い方」を学び…
ようやく、一人前の猫としての道を歩みだします。
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新生活へ
やがてぐんぐんと成長し、すっかり自信もついたレイ。
その後、無事に『生涯の家』も見つかり、ハンナさんの元から巣立っていったそう。
これからも元気いっぱい、幸せな生活を送ってほしいものですね(*´∀`*)