アメリカ・ユタ州に住む4歳のサディちゃんは、ダウン症とともに1型糖尿病を抱えており、血糖値を感知する訓練を受けたラブラドール・ヒーローの助けがなければなりません。
そんなサディちゃんが、母・ミシェルさんとヒーローから離れ、学校にいたときのこと。
ミシェルさんは、ヒーローの様子がなんだかおかしいことに気づきました。
普段ならとてもおとなしいはずのヒーローが、突然何かを訴えるように鳴き始めたのです。
そして、ミシェルさんの左手をそっと突き始めました。それは、ヒーローが「サディちゃんの血糖値が100を下回ったときにする合図」でした。
血糖値は、標準値よりも高いときより下回るときのほうが危険とされていて、昏睡状態や最悪の場合は命を落とす可能性があるのです。
サディちゃんが通う学校は8キロほど先。そんなに離れた状態から血糖値の感知ができるのかしら…ミシェルさんは半信半疑ながらも、すぐさま学校に連絡を入れました。
すると驚くべきことに、サディちゃんの血糖値は本当に100を下回っていました!
30分前に確認したときには異常は見られなかったにも関わらず、です。
そして・・・これによって、サディちゃんの命を危険にさらすことなく、救うことができたのです!
いくら優れた嗅覚を持つ犬だからとて、8キロ先の異常を感じ取れるとは、奇跡のようなお話。
この出来事を受け、「ヒーローは私たちの理解を超えた力を持っているのでは」と、お父さんも驚きを隠せません。
サディちゃんとヒーロー、2人には何か私たちには感じ取ることができない、特別な絆があるのかもしれませんね。
(参照 barkpost.com)