ある日、地元の保護シェルターを訪れた米ノースカロライナ州の保護活動家・ケイティさんは…
突然、叫ぶような鳴き声を耳にしました。
思わず様子を見に行くと、そこには必死に注意をひこうとする盲目の子猫の姿が。
他の子猫を引き取りに来ていた所でしたが…
どうしても放っておけず、彼と一緒に獣医へ向かうことを決めます。
鳴いていた子猫は怯えていて、ご飯以外には反応を示しませんでした。
目は見えなくても…
家に連れ帰り、心臓の音が聞こえるおもちゃと一緒に保温パットがついたブランケットで包むと…
犬のバートは、ずっと彼の隣に寄り添ってくれたそうです。
そして一晩が経つと、子猫は見違えるほど元気になったのだとか。
おもちゃで遊び始め、顔を舐めてくれて…
遊び好きで甘えん坊の、やんちゃな子に変貌したんです。
その後、彼は生まれつき小眼球症を患っており、完全に目が見えないことが判明。
生涯に渡り特別なケアが必要なため、問題を抱える猫のための保護団体「the Odd Cat Sanctuary」に協力を求めると、スタッフたちは快く受け入れてくれました。
メルビンと名付けられた子猫は、新しいお家でますます生きる力を取り戻していきます。
食べることと遊ぶことが大好きで、抱っこしたとたんに喉を鳴らし始めるんです。
生まれつき目が見えないメルビンは、世界を別の視点で捉えており…
驚くべき聴覚と嗅覚で、おもちゃがどこにあるのがピンポイントで知ることができると言います。
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幸せいっぱい
どんな障害であろうと、やんちゃで好奇心旺盛なメルビンを止めることなど出来ません。
彼を救うことができ、最高の家も見つかってとても嬉しいです。
大きな鳴き声で、自分の運命を変えた子猫。
これからも幸せに暮らしていくことを願っています。