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2年前に死んだ父からメールが届いたんだけど…。亡き父と息子の絆が教えてくれたこと

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親とは、普段から話をしていますか? また、子どもがいる方は、子どもに自分の過去の話などを打ち明けていますか?

海外掲示板Radditにて、「2年前に癌で亡くなった父からメールが届いた」という話が投稿され、話題になっています。

 
これは、未来の自分にメールを送ることができるウェブサイト「FutureMe」を介して投稿者さんのメールアドレスに送られたとのこと。

亡くなったお父様からのメール…。内容はというと…
father_R

息子よ。私は今、墓場からきみに話しかけているよ〜! 死んでも戻ってきて取り憑いてやるって、いつも言ってただろ。

真面目な話、きみがこれを読むときには私はもう死んでいるだろう。

この日までに、きみがこの年寄りのいない生活にちゃんと慣れ、お母さんもそうできるよう手助けしてくれていればいいな。私がそうしていたように、きみはお母さんを大切にしてくれるはず。

最後の数ヶ月、私がまだしっかりしていたころに伝え切れなかったいくつかのことを、ここできみに話したい(おそらくこの先、モルヒネが私の意識をちょっとなくしてしまうのだと思う。イイ感じの幻覚や訳のわからない戯言で、きみを楽しませられていたらいいな・・・)

最初に私が言いたいのは、私がきみをどんなに誇りに思っているか…

メールはまだまだ続くようですが、プライベートな内容とのことで、公開されたのはここまでです。

 
このメールの内容だけ読むと、2人はかなり親しい間柄のように思えますが、実は亡くなったお父さんが癌になるまで、深く心情を話し合うような関係ではなかったそうなのです。

暴力的な父親のいる家庭で育った投稿者のお父さんは、辛い過去を背負いながらも投稿者さんには同じことを繰り返さずに、いつも模範的でした。ただ、家族だからこそお互いに気恥ずかしさもあり、自分のことを積極的には話そうとしなかったといいます。

しかし、癌がそんなお父さんを変えました。数ヶ月もの間、いい話・悪い話・面白い話・真剣な話と、ほかの誰も知らなかったようなさまざまな話を投稿者さんにしてくれたそうです。

 
こうしたお父さんとの経験を踏まえ、投稿者さんは自分の投稿を見た全ての父親たちに、こんなアドバイスを残しています。

自分がどんな人間なのか、子どもたちに教えてあげてください。

少しの会話じゃすべてを伝えることはできないだろうけど、何年もかければ少しだけでも伝わります。

それから、子どもたち自身もそれを聞く準備ができている必要があります。若いときだったらきっと退屈していただろうけど、自分も年を取り、感謝できるようになったのだと思います。

自分の過去や経験について大事な娘や息子に伝えることは、親子関係を築き上げるにはとても大切だということが、よく伝わります。

ついつい気恥ずかしさが勝ち、クールな態度になってしまうこともあるでしょうけれど、自分だけの体験や思いをシェアすることで子どもたちの中で何かが生まれるかもしれません。

毎日少しずつでもいいから、家族同士の会話の時間を大切にできたらいいな、としみじみ思いました。

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