『組の人』に声をかけられた書店員。話を聞いてみると…！？

「フォロワーの8割くらいが体験した事が無さそうな体験」のハッシュタグを添えて…

Katz🍉|||💙💛@PanTraductia, LLC. (@PTraductia)さんは、書店員時代のエピソードを投稿しました。

#フォロワーの8割くらいが体験した事が無さそうな体験
書店に勤めていたとき、「組」の人が「ムショの兄貴に本を差し入れしたいが、どんなのがいい？」と相談されたことがあった。店長を呼び、兄貴の好みを聞いて、吉川英治『三国志』揃いをお薦めし、お買い上げいただいた。

— Pan Traductia (@PTraductia) March 28, 2021

自分は想像がつかなかったので、店長に知恵を借り「男らしい」「義に厚い」というキーワードで絞った。店長のもう一点のお薦めは、飯干晃一『会津の小鉄』だった。

— Pan Traductia (@PTraductia) March 28, 2021

店長の経験とセンスあればこそと、思い出して感謝。当時のオタク若僧に、組のあにさんが読みそうなものがわかるわけもない。講談社吉川英治文庫『三国志』全巻の売り上げは、午前中のレジ番を勢いづけてくれた。

— Pan Traductia (@PTraductia) March 29, 2021

品物を渡すときに聞いたこと。
「しおりはいらん。カバーも帯も、挟んである広告も取って捨ててくれ。ものを隠せそうなものはみんな駄目なんだ。ムショはうるさくてね」
それにしても、うるさいムショで退屈している兄貴に、面白い本を差し入れしようなんて、いい弟分だねえ。

— Pan Traductia (@PTraductia) March 29, 2021

貴重な体験…！

古き良き本屋

まるで任侠映画のワンシーンのようなお話です。

暴対法施行よりけっこう前、まだ昭和の話で、この頃はまだ世間にもおおらかなところがありました。書店のわりと近くに事務所もあったので、そちらの業界の人たちはよく見かけたものでしたが、お客で来ることは珍しかったので、このことを覚えていた次第。昔話だからできる話だと、自分でも思います。

— Pan Traductia (@PTraductia) March 30, 2021

プロのサービスに、微笑ましい気持ちになりました(*´ω｀*)

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