それははぐれ獣医の繰り言(@hagure_vet)さんが、高齢の犬を診察したときのことでした。
食細くなってた高齢犬が
前日から急に立てない&口から血みたいな泡
っていう稟告でね
きっとMRだろうと思って来てもらって「便秘もしてる」っていうから
MRで便秘?なんて思いながら摘便したら
泥状便からブドウの種がいっぱい…これがブドウ中毒か…
2日ともたなかったぞ— はぐれ獣医の繰り言 (@hagure_vet) September 27, 2021
※MR=僧帽弁閉鎖不全症。心臓の病気の一種。
そんな…(゚Д゚;)
要注意
ぶどう中毒の発症が最初に報告されたのは2001年のこと。
知らない方もまだまだ多いのかもしれませんね。
ブドウ大量喫食
(→12時間)
→食欲不振、起立不能
→獣医師が便中にブドウ種を確認
→急性腎不全確定、治療開始
→痙攣発作、呼吸停止本当にあっという間の流れでした
ブドウ食べさせちゃダメ🙅
犬飼いさんの共通認識になりますように— はぐれ獣医の繰り言 (@hagure_vet) September 27, 2021
犬と暮らしている方は、十分にお気をつけください。
関連:『牛乳アレルギー対応レシピ』を参考にする際、注意すべきことは
みんなの反応
●犬のぶどう中毒、結構知られてなかったりする。昔から人に飼われてきた犬ですら2000年代で発見されたことがあるって生き物飼育の難しさがよく分かる話でもあるよなぁ
●よく「人間が食べられるなら大丈夫」みたいに軽く考えてる飼い主いるけど、そもそも「人間が異常に食えるものが多い」っていうのは知っとくべき
●ブドウ中毒は残念ながらしばしば見るし、発症したら助けられないことが多い。ブドウはだめだって、もっと広まって欲しいね
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