先生方を好きでいたかしら?
そもそも彼らを覚えているかしら?
私、友達はたくさんいたかしら?
ランチタイムを誰かと過ごしていたかしら?
そんな書き出しから始まるレア・パスケさんのコメントとともに、Facebookに投稿された一枚の写真。
そこには、同じテーブルに座ってランチを食べる、レアさんの6年生の息子・ボーくんと、彼よりもずっと年上の黒人男性が写っていました
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ボーくんは、自閉症です。
学校で誰とお昼を食べたのか尋ねるたび、たいてい「1人で」と答える息子。
レアさんは母親として、とても心配していたといいます。
そんな彼と一緒にご飯を食べていたのは、フロリダ州立大学のアメリカンフットボールチームに所属するトラヴィス・ラドルフさん。
チームで学校を訪れていた彼は、ぽつんと座るボー君の姿を見つけ、すぐに声をかけました。
「もちろんだよ!」
トラヴィスさんは語ります。
だから『違うよ、まだね』って答えたよ(笑)
とても良い笑顔をしていて、本当に温かい子だった。
トラヴィスさんには、それまでにも、小中学校への訪問を含むコミュニティーサービスへ参加した経験がありました。
そして、僕らが彼らのように誰かを尊敬していたのも、そんなに昔のことじゃない。
物事は、1人の力で変えられる。
僕にだって、その力があると思っているよ。
2人の写真を見て、涙があふれたというレアさん。
彼女は、自身のFacebookへの投稿を、こう締めくくりました。
あなたは、私たちの心をとってもハッピーにしてくれたの。
私とボーは生涯、あなたのファンでいるわ!
誰かと共に食事をとる。
多くの人にとって、それは特別なことではありません。
だからこそ…
「一緒にどう?」のたった一言で救われる人がいるという事実も、決して忘れないでいたいですね。