ある日のこと。
帰りのバスに乗るため停留所へ向かっていたキャロライン・サンタナさんのもとに、1人のホームレス男性が近づき、「小銭を恵んでほしい」と頼んできました。
それを了承し、財布の中を探し始めたサンタナさん。
しかしそこで、重大な問題に気がつきます。
財布の中にあるはずのバスの定期券が、いくら探しても見つからないのです。
しかもそんなときに限って、バスの乗車券を買うお金すらも持ち合わせていません。
もう歩いて帰るしかない。
彼女が諦めかけた、その時でした
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乗車券はどのくらいするんだい?
4ドル持ってるから、これをきみにあげるよ。
事情を知ったホームレスの男性は、すぐにそう申し出てくれたのです。
男性の名はシーザーさん。
きっと彼のほうが大変な生活をしているはずなのに…「お金は受け取れません」と、サンタナさんも親切な申し出とはいえ断らずにはいられませんでした。
その後、もう一度定期券を探したところ無事に発見することができたのですが…
本当にいらないの?
それでもシーザーさんはお金をあげると言って聞かず、サンタナさんは何度も断り続けたそうです。
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そして彼の心優しい行動に感動したサンタナさんは、代わりにこんなお願いをしました。
あなたがどれだけ優しい人がみんなに話したいので…
一緒に写真をとってもらえませんか?
シーザーさんは快く了承し、パシャリ!
この写真とともに一連の出来事をfacebookに投稿したところ、多くの人々からシーザーさんに対し、称賛の声が寄せられました。
人を思いやる気持ちの温かさを教えてくれる、とても素敵なエピソードですね。
(参照 Good News Network)