ストーリー

許されない。自撮りのために触られ続けたイルカの赤ちゃんが息絶える

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アルゼンチン、サンタ・テレシータと呼ばれるリゾートタウンのビーチで、人間の身勝手さが悲しい事件を引き起こしました。

[ada]

なんと、浜辺に流れ着いたイルカの赤ちゃんを、そこに集まってきた観光客らが自撮りをするために、順に回して死なせてしまったのです…。

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このイルカは、野生では3万頭ほどしか生息していない『フランシスカナイルカ』という種類で、現在はアルゼンチン、ウルグアイ、ブラジルの海でしか見られません。ほかのイルカと同じく、体がとても厚い脂肪で覆われており、強い日差しの下ではすぐに脱水症状を起こしてしまうため、水から出されると長くは持ちません。

現在は削除されましたが、その場にいた観光客の1人が撮影したと思われる動画には、イルカの赤ちゃんが砂浜まで連れて来られ、周りにどんどん人が集まってきては体を触られている様子が映し出されていました。

 
この事件の写真や動画が公開されると、ネット上ではたくさんの怒りの声が寄せられました。

●自撮りするために赤ちゃんイルカを回すのが良いことかどうかを考えるための脳みそを、持ち合わせていなかったのね。

●赤ちゃんイルカを殺したこの人たちには、激怒するのと同時にぎょっとするわ。たかだか自撮りのために。

●一体どうしたらそうなるんだよ?『ほら見てみろよ、海に赤ちゃんイルカがいるぜ。マジだ。海からあげてセルフィー取ろうぜ。』ってなったのか? ふざけんな。

●同じ目にあわせてやりたい。

 
この事件を受け、アルゼンチン野生生物基金は、「もし浜辺に打ち上げられているイルカを見かけたら、すぐに海に返してあげるように」との忠告文を発表しました。

赤ちゃんイルカがたくさんの人たちに囲まれている写真や動画を見たとき、その姿が居た堪れなくて本当に胸が苦しくなりました…。

どれだけ自分の写真を撮ろうがその人の勝手ですが、弱い者の命を弄ぶような行為は許されません。それが正しいことなのか否か、きちんと判断できる人間でありたいものです。

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