アメリカ・テキサス州に住むロバート・ゴンザレスさんは、46年前ベトナム戦争に出征。
無事に帰ってこられたものの、その時に撃たれた傷が元で体に麻痺が残ってしまいました。
しかし、思うように動けなくなった後も、彼は長年抱いていた夢を諦めませんでした。
それは「テキサスで牧場の経営者になって、大好きな馬とともに人生を送る」こと。
実現へ向けて、リハビリを行いながら馬を飼い始めます。
夫人のロサリオさんも「馬は主人の人生そのものなんです」と語る通り、それから40年間ずっと、馬のトレーナーとして奮闘したロバートさん。
その成果が認められ、テキサス州公認のトレーナーにまで昇りつめます。
しかし…
戦い続けてきたロバートさんにも、刻一刻と最期の時が迫ってきました。
そして、自分の命が残りわずかであることを悟った彼は、家族にこうお願いしたといいます。
馬たちに会わせてほしい。
家族が病院に掛け合うとすぐに許可が下り…
約241kmの道のりを経て、とくにお気に入りだったシュガーとリンゴの2頭が、主人のもとへと到着しました。
待ちわびた再会の瞬間を、ぜひ動画でご覧ください。
病院の外までベッドを運び、ついに愛馬たちと対面。
すると、それまで目を閉じていたロバートさんが
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目を開けて、シュガーたちを見たんです。
ロバートさんは、支えられながらも愛馬に触れることができ…
馬たちも、父親に「おやすみ」を告げるかのように、優しくキスを返します。
まもなくして、ロバートさんは息を引き取りました。
愛する人や馬たちに囲まれて、天国へと旅立つことができた彼は…幸せだったに違いありません。