「昨日の娘の話が興味深かった」
そんな書き出しから、小咲もも(@mangakakuhito)さんは、以下のような呟きを投稿しました。
昨日の娘の話が興味深かった。
「この間レストラン行った時、実はイヤなことがあった」と打ち明けられたんだけど、「店員さんにデザートをもらったときにママが喜んだのがイヤだった。喜ばないで」と言われた。
確かにその時店員さんがサービスで娘にデザートをくれた。
— 小咲もも (@mangakakuhito) March 3, 2021
私は娘になぜそれが嫌だったのかを尋ねた。
ママが喜ぶのが嫌だったら、前に娘が『ままだいすき』という手紙を書いてくれたのを喜んだのも嫌だった?と。
それはかまわない、と言う。なぜならそれは娘が私を喜ばせるためにしていることだから、という。
— 小咲もも (@mangakakuhito) March 3, 2021
どう言う時に喜んだら嫌になるかを一緒に考えたところ『自分にとって良いことが起きた時にママが喜ぶのが嫌』だった。
どうして嫌なのかを尋ねた。『喜びなさい』と強制させられてるように感じるのか?、自分の喜びを奪われたように感じるのか?それとも、恥ずかしくなるのか?
— 小咲もも (@mangakakuhito) March 3, 2021
どれでもないと言う。しかし理由はまだ上手く説明できないようだ。
ただ心が痛くなると言う。どんな感覚なのかを尋ねたら
『心の中の小さなカーテンの中にいる人が心を追い出してしまう』と言っていた。(寝る前に話したので、もしかしたら妄想の話かもしれない)— 小咲もも (@mangakakuhito) March 3, 2021
娘は、例えば上手に箸が使えた時や何かをできた時に私や夫が喜ぶのも嫌がる時がある。
私は「喜び」にネガティブなイメージはあまりないからドキッとする。私は感情表現がわりと豊かな方なので単純にこのテンションがうざいのもあるかもしれない。
— 小咲もも (@mangakakuhito) March 3, 2021
別に喜ばせたくてしていることではないことに、わざわざ喜ばれるとどう反応して良いのかわからないのは何となくわかるような気もする。
「娘ちゃんにとって良いことが起きた時、どうすればいい?」と尋ねたら「普通でいてほしい」とのことだった。
— 小咲もも (@mangakakuhito) March 3, 2021
だからそうすると約束した。ただレストランでサービスをしてもらった時は喜ばない代わりに、店員さんに「ありがとう」だけは言わせてほしいとは伝え、了承してもらった。
おわり。
— 小咲もも (@mangakakuhito) March 3, 2021
『自分にとって良いことが起きた時は、普通でいてほしい』
予想外のお願いです。
思いを汲み取る
なお、こんなコメントも。
FF外より失礼します。
私もその感覚があり、私の場合は今言語化してみると「私に嬉しいことがあったのに何でお母さんが喜ぶの?お母さんは私じゃないでしょ?自己投影しないで」という気持ちでした。
母が子供の全てをコントロールしたがるタイプなので余計に反発したのだと思います。— 白亜@38w3d→4/18誕生 1y10m♀ (@ha_9_a) March 4, 2021
私の母だったら、喜ばないでと言ったら、「せっかく喜んであげてるのになんてことを言うんだ」と怒ると思います。
一緒に考えてくれて、もうしないと言ってくれる素敵なお母さんで、娘さんが羨ましいです。— 白亜@38w3d→4/18誕生 1y10m♀ (@ha_9_a) March 4, 2021
たとえ我が子であったとしても、その声に耳を傾け、気持ちを尊重するというのはなかなか難しいこと。
真摯に向き合っている小咲さんへ、脱帽するとともに…
子どもの豊かな感受性に、改めて驚かされますね。
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みんなの反応
●ああ!すごい!!これよくある…うちのお嬢もじわじわ自分の感情が出るのか、横取りしないで!と怒られることよくある
●ちょっとこの娘さんの言ってることわかる。多分個性の問題であって誰も悪くないんだけど、私の場合は喜びスイッチが押されてから喜びの感情が自分の中を浸透するまでに時間がかかる方だから、自分以外の人が先に大きく喜んでくれちゃうと喜びの浸透が止まってしまう。感じ
●自分が持ってない感覚は理解に時間がかかりますし、伝える方も上手に言語化できなかったりで難しいですよね。お子さんと同じ目線に立って一生懸命考えてくれる素敵なお母さんだなと読んでいて感じました
ハッとさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。