助けを求めるような男性の叫び声を聞き、何事かと駆けつけたジミーさんと妻のアネットさん。そこで目にしたものは、マンションの共同ごみ捨て場の巨大なゴミ箱に捨てられた、ヘソの緒のついた赤ちゃんでした。
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何もできず呆然と立ち尽くしていた男性を横目に、すぐにゴミ箱の中に入り、赤ちゃんを拾い上げたジミーさん。自分が着ていた上着を脱ぎ、赤ちゃんの全身を包んであげました。
そして、アネットさんと一緒にさすリ続けたところ、ようやく赤ちゃんは声をあげて泣き始めました。
警察の調べで、赤ちゃんのお母さんはすぐに判明しました。しかし、彼女はまだ13歳の少女だったのです。そのうえ、彼女自身が保護されている状況だったため、とても赤ちゃんを育てていくことはできません。
事情を知った2人は、なんと赤ちゃんを、家族の一員として迎え入れてあげることに!
37人もの孫やひ孫がいて、さらには里親経験もあるという2人。頼もしいったらありません。
「赤ちゃんが捨てられるなんてことが自分の身近で起こるなんてね。テレビの中だけのことだと思っていたけど。」と、インタビューに答えるジミーさん。
アネットさんは「助けるってこういうことでしょ」と堂々と言い切り、情熱的にこう続けました。
「赤ちゃんを1度抱っこしてしまったら、手放すことなんてできないわ。私たちは、一生この子を守り続けるべきなのよ。」
▼今回の記事はコチラの動画の内容を参考にまとめています。
(参照 littlethings.com)
捨てられている赤ちゃんに心を痛めたとしても、自分の家族に迎え入れようという決断は、そう簡単にできるものではありません。
迷わず手を差し伸べた2人の、優しさと寛大さに頭が下がります。