ストーリー

1万km離れた「運命の人」に会いたい。その一心で、青年が全財産を費やし買った物は?

スポンサーリンク
スポンサーリンク

1949年、クマールさんがインドの片田舎に生まれた時、ある占星術師が不思議な予言を残しました。

この子は、やがて異国から現われた音楽家の娘と結婚することになるだろう。

その女性は、牡牛座の星の下に生まれ、森を所有する人物である。

 
時は流れ…

1975年の12月、ストリートアーティストとして活動していたクマールさんの前に1人の女性が現われます。

美しいブロンドの髪に青い目、シャルロットと名乗るその人物は、彼に自分の肖像画を描いて欲しいと言いました。

彼女が現われた瞬間、何とも説明しがたい感情がボクの中にわき起こってきたんだ。

その娘の青くて大きい丸い目に見つめられていると、まるでレントゲン写真を撮られたみたいに、心の中まで見透かされている気がした。

 
あまりの衝撃にその日は絵を描くことが出来なかった彼は、日を改めてもう一度訪ねてきて欲しいと頼みます。

2回目に彼女がボクのもとに来てくれたとき、『ああ、この子が運命の女性だ!』と直感したよ。

 
そして話をするうちに、クマールさんは驚きの事実を知りました。

なんと、シャルロットさんは…

 
「牡牛座」の生まれで、「森」を所有し、「フルート」を演奏するというのです!

 
まさしく予言通りの展開に、気持ちを抑えられなくなったクマールさんは告白します。

「キミはボクの妻となる女性だ。ボクたちの出会いは運命だったんだ」

 
当時まだ19歳のシャルロットさんは数週間後に故郷・スウェーデンへと帰国する予定でしたが、この突然の申し出に、少しもうろたえませんでした。

 
めでたく想いを通じ合わせた2人は、束の間とはいえ、本当に幸せな日々を過ごすことが出来たのです。

 
それから1年半の年月が流れましたが…

離ればなれになってもなお、クマールさんは運命の女性を片時も忘れることはありませんでした。

 
ゆえに彼は全財産をはたき、「あるもの」を購入しようと決心します。

それは


 
自転車!

 
インドからの距離はおよそ1万km。

お金も、ほとんど持っていません。

 
それでも、優しい人たちに助けられながら、クマールさんはペダルを漕ぎ続けました。

 
そして



彼らは再会!

 
予言どおりに、めでたく結婚を果たしたのです。

 
その後、2人の可愛い子どもにも恵まれた夫妻は、40年経った今も変わらず幸せな日々を過ごしています。

 
一途な愛が結んだ、奇跡の赤い糸。

 
素敵なラブストーリーに、心がほっこり温まりました(*´艸`*)

スポンサーリンク
ストーリー
シェアする
スポンサーリンク
今、あなたにオススメの記事
スポンサーリンク
こちらも人気
スポンサーリンク
こちらもオススメ
スポンサーリンク
BUZZmag