少女漫画家の吟鳥子@番外編9巻は8/16発売!「きみを死なせないための物語」(@gintoriko)さんが投稿した、あるご婦人とのエピソードに注目が集まっています。
そういえば…昔に住んでいた家のお隣の高齢のご婦人から、本をいただいたことがあった。本というより本のきれっぱし、ボロボロに朽ちた戦中の子ども向け雑誌の数冊。「あなたは本が好きな子だから…」「これは空襲の時に、どうしても無くしたくなくて、地面に埋めて逃げて、後から掘り出したものなの」
— 吟鳥子@番外編9巻は8/16発売!「きみを死なせないための… (@gintoriko) August 6, 2021
※「無くしたくなくて」=「失くしたくなくて」との訂正あり
なんと…!
手放さずそばに置いていたもの
吟さんだからこそ、安心して宝物を託すことができたのでしょう。
ボロボロの雑誌だったけれど、丁寧に感謝していただいた。その方は施設に入るので、もうこの本を持って行けないのだという。その時点で戦後60年くらいだったと思うが、その方は土に埋めて掘り返してでも守りたかったその本をずっと持っていたのだなあ。子ども向けの本が子どもにとってどんなものなのか
— 吟鳥子@番外編9巻は8/16発売!「きみを死なせないための… (@gintoriko) August 6, 2021
子ども向けの本が、それがどんな時代でもどんな災厄の中でも、子どもの生きる支えになるものなのだということを忘れずに、今日も本を作るためのお仕事がんばるよ
— 吟鳥子@番外編9巻は8/16発売!「きみを死なせないための… (@gintoriko) August 6, 2021
本は子どもたちにとってかけがえのない存在であるということを、改めて感じたお話でした。
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みんなの反応
●泣けます。子どもの頃から今でもマンガも雑誌も小説も本は私の支えです。ステキなお話をありがとうございます
●先日母の蔵書を整理したら、めくると崩れるような戦前(終戦直後?)の本が出て来ました。子ども時代にどれだけ読書が楽しかったかを語る時の母の顔が浮かぶようなお話です。ありがとうございます
●その方とは比べ物になりませんが、私もボロボロになった子どもの頃の本を捨てられずに今でも大切にしています。ふとした時に読み返したくなったり、挿し絵を見たくなったり
胸が熱くなる呟きに、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。