フェミトー@feminist_tokyo (@feminist_tokyo)さんが投稿した、ある受験生のエピソードに注目が集まっています。
知り合いのお子さんが高校を推薦受験したという話で。
試験にグループ討論があったのだけれど、
「議論のリーダー役になった子が非常に口が達者で、他の子の意見をひたすら正論で潰しまくり、最終的に自分の意見がどれだけ完璧かを説明して終わり、完全に独壇場だった」
と言っていたので、↓— フェミトー@feminist_tokyo (@feminist_tokyo) March 21, 2022
「その子、落ちてたでしょ?」
と聞いたら案の定で、合格発表の時に憤懣やる方ないといった様子で帰っていき、一般受験でも見かけなかったと。でも、自分は絶対にその子は受かるんだろうと思った、何故なのか?と聞かれたので、私が試験官ならその子は真っ先に落とす、と言った上で、↓
— フェミトー@feminist_tokyo (@feminist_tokyo) March 21, 2022
議論、とりわけグループ討論なんてのは勝ち負けではなく、
「どれだけ多くの意見を皆から引っ張り出して議論を活発化できるか」
が重要で、その中で目立ちたいのであれば、
「相手の意見を全肯定し、その上で、相手+周りの全員から全肯定されるような意見を述べる」
のが大事だと。↓— フェミトー@feminist_tokyo (@feminist_tokyo) March 21, 2022
ましてやーダー役に選出された子なら、皆の意見を膨らむだけ膨らませるのが仕事であり、安易な論破など何の意味も無い。
その子はきっとすごく頭の回転が良い子だけれど、賢さの使い方を間違えている。そのままだと歪んだ大人になってしまいそうなので、どこかで気づくといいのだけど、と話しました。
— フェミトー@feminist_tokyo (@feminist_tokyo) March 21, 2022
大人でも、最初からこちらの意見を潰す気満々で話をふっかけてくる人がいるけど、そんなのは議論と呼びたくないし疲れるだけ、と言ったら納得してもらえて、
「自分もあまりに喋れなくて目の前が真っ暗になったし、終わった後に涙目になっている子もいた」
とのことで。— フェミトー@feminist_tokyo (@feminist_tokyo) March 21, 2022
喧嘩じゃないのだから、相手を打ちのめしても仕方ない。試験官はちゃんとそういうところを見ている、と説明しておきました。
本人的にはきっと大勝利、絶対に受かったぜくらいのつもりだったのだろうなー、と。
— フェミトー@feminist_tokyo (@feminist_tokyo) March 21, 2022
なるほど…。
言い負かすことに必死に
自身の実力を誇示するばかりで、グループ討論に必須である協調性や柔軟性を欠いてしまったようです。
大事なのは、問題を分析して多角的に多様な意見をまとめあげるこだから。
ひとつの方向性しかみない。むしろ他の可能性を一方的に潰すのは評価されないだろうなぁ https://t.co/9P0v7vBJ4i— 神楽 弓楽 (@yumikagura) March 27, 2022
件の受験生が、なぜ落とされたのかを理解してくれるといいですね。
関連:会話全てに『ひろゆき返し』してくる息子。真似して話したら…
みんなの反応
●マシンガントークね。相手の言い分を喋らせない。黙らせようとする
●それはもう議論じゃなくてレスバなんよ
●その落ちた受験生は、「相手を論破すれば勝ち」って思ってしまったのか?
●これは就活でも落ちるパターンですよね……
考えさせられるお話に、他のユーザーからも大きな反響が寄せられていました。