とある公立中学校の『LGBT教育』を巡って…
臨床心理士・公認心理師の旅するこびと (@traveling_dwarf)さんは、こんなエピソードを投稿しました。
近くの公立中学校、制服のズボンとスカートどちらでも選べるようになったが、その名目を「LGBT等の生徒に配慮し」と公言したために、生徒の間で「女なのにズボンを履くと、LGBTと思われる」と敬遠され、結果的に男子はズボンを選び、女子はスカートを選ぶ、と何も変わらない地獄が発生したとのこと。
— 旅するこびと (@traveling_dwarf) September 16, 2020
子供へのしっかりした教育と、大人の側の本気の理解と配慮なしに、建前でだけ導入し、結果的に誰かが苦しんでいるのだけどそれは大人には見えていない、なぜなら理解していないから、という教育界隈あるあるな現象。
— 旅するこびと (@traveling_dwarf) September 16, 2020
なるほど…!!(((;゚Д゚)))
十人十色
取組み自体は素晴らしかっただけに…
非常に悔やまれる一幕です。
「寒い日にスカート履きたくない人がズボンを履けるように」とか「暑い日に長ズボンを履きたくない人がスカートを履けるように」と言えばLGBTに限らず男女ともに選びやすかったかもしれませんね。
— ポピン (@PopinSabu) September 17, 2020
問題は制服をどーこーより、
LGBT自体への理解のための教育をすべき。
順番が間違ってる。
それに加え一人一人が考えるためにも今までの一方的な授業より、話し合いをして互いの考えを交換してLGBTだけじゃなくて、それ以外の人達の意見にも耳を傾けるのが必要だと思う(小並感)。— ジョン・どぅ🍙🥐 (@Okakoro_is_Best) September 17, 2020
最悪の導入になってしまいましたが、とにかく選択肢は出来た。そう前向きに捉えてなんとか軌道修正して欲しいですね。
気兼ね無く着たいものを着られる様に— 串部 (@OaspU9h1CskSkGd) September 17, 2020
ユーザーからの様々なコメントを受け、旅するこびとさんは最後にこう綴ります。
たくさんのいいね、ありがとうございます。
さらに、そっと宣伝でございます。
何か悩んだり、自分一人では行き詰まってしまった時に、私のような臨床心理士・公認心理師という、いわゆる「心理カウンセリング」の人に相談してみる、という選択肢もある、ということを頭の隅にでも置いてて下さい…— 旅するこびと (@traveling_dwarf) September 17, 2020
やがて『配慮』という意識そのものが不要となるよう…
引き続き、社会の歩みを止めてはなりませんね。
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みんなの反応
●短くない教師生活の中、トランスジェンダーとして苦しむ生徒と出会ってきた。教壇に立っている間にスカートとズボンを選択できるようになって嬉しい。次は男子もスカートをはけるようになってほしい。もちろんLGBT関係なく、着たいものを着る!ということで
●30年くらい前になるのですが、大学生の男の子の集団の中にひとりスカートはいてるこがいて、足がきれいだし似合ってるからいいね。て話してたのふと思い出しました。好きな方着てます。でいーのに
●学校が自分のとこの学生に対して、「私は私でありたい、周囲の目を気にせず、自分の性自認に沿った格好を選ぶわ!」という行動をとると期待していたのなら、それは中学生という年頃の人間をわかっていない、としか
●「LGBT等の生徒に配慮し」なんて、配慮したつもりでぜんぜん配慮していない
考えさせられる呟きに、他のユーザーからも大きな反響が寄せられていました。