医師のDaisuke Shigemi@産婦人科医 (@Dashige1)さんは、『若者の妊娠・出産』を巡って、ご自身のもとを訪れたとある女性のエピソードを投稿しました。
こないだ、17歳の女性の出産に立ち会いました。
お産自体は順調でした。
ただ、パートナーは(詳細は書けませんが)成人で妊娠発覚から連絡取れずと。
もともと産まないつもりだったけど発覚時には中期になっていたから産むことにしたと。— Daisuke Shigemi@産婦人科医 (@Dashige1) 2019年9月15日
その方のお母さんは協力的で、本人も自暴自棄ではないのが救いでした。
また、高校を休んでいましたが、頑張って復帰して卒業したいという希望がありました。日本では妊娠した高校生の90%近くが自主退学という結果になっています。
低学歴は貧困の連鎖の契機になりえます。— Daisuke Shigemi@産婦人科医 (@Dashige1) 2019年9月15日
どうにか、家族、学校、教師、クラスメイトの理解の上で、高校を卒業し、平和で健康的な家庭を作ってもらいたい、と心の底から思いながら、そのお母さんが小さな我が子を胸に抱く姿を眺めていました。
出産を無事に見届けましたが、産婦人科医としての無力さをときに実感します。
— Daisuke Shigemi@産婦人科医 (@Dashige1) 2019年9月15日
今後も親子に待ち受けているであろう、いくつもの試練。
送り出すShigemiさんの苦悩は計り知れません。
これからの問題
「若い親」を如何に支えていくか。
そして、「望まない妊娠」を如何に減らしていくか。
どちらも、非常に重要な課題です。
通信制で教えていた時には、周りに気を使わせたくない、自分に使うお金も欲しいと教師や家族に隠れて性産業で養育費通学費を稼ぐシンママ女子生徒も少なくありませんでした。大丈夫だという表面の笑顔だけではなく、時々顔を出すという事は実は話を聞いて欲しいサインなのだと周知される事も望みます。
— フルタイム天使ママ@毎日が奇跡 (@Mommyof2kiddoes) 2019年9月16日
通りすがりに失礼します。少子高齢化の観点からも、若くして出産した人こそ国が率先して支援して欲しい。もちろん保育園も無償で優先的に入園、母親の教育も保証すべきだと思います。中卒で放り出して、どうやって1人でまともに子育てしろと言うのか。若者にお金を使わない国に未来はありません。
— つれづれぱんだ (@beaver445) 2019年9月16日
私は高校在学中に妊娠しました
お腹を抱えて、高校も卒業
同じ高校の中で3人は妊娠して出産、高校を卒業していかれた方を知っています。
先生たちも温かい目で見守ってくれました
希望しない妊娠はなくなってほしいですが
産みたいって思えるお母さん達にはこんな環境が増えてほしいです。— ままお(子4歳と0歳) (@TarazuAmarazu) 2019年9月16日
色々な事情で中絶を選択することはあるとおもう。でも心身にダメージがあるとおもうので…望まない妊娠をさけられるよう…アフターピルなど、もうすこし簡単に手にはいるようになるといいとおもう。
— YOKO (@Yoko44977900) 2019年9月16日
こうした現実が広く知れ渡り、様々な議論が生まれることで…
社会全体がより良い方向へと進んでいくよう、切に願っています。
関連:『産後の今も効いてる』 切迫早産が決まったとき、医師が夫に告げた言葉は…!
みんなの反応
●高校の教員をしている知人にこの話をしたら、退学しないなんて有り得ない!というような反応でした。実際の現場は退学が普通のようで、妊娠した本人も学校へ行きづらい気持ちになってしまいますよね。早く通学できる環境が整って欲しいです
●私も産科で働いていたとき、パートナー に逃げられた16歳の出産に立ち会ったことがあります。退院後もよく子供を連れて、育児を楽しんでいる姿を見せにきてくれました。その子が高校も新たに通い始めたと報告してくれた時、スタッフみんなで拍手して喜んだことを思い出しました。
●こういう子にこそ税金をしっかりかけて支援をしてほしいと思います。そこにお金をかけてくれるなら、私も喜んで払いますし
深く考えさせられる一幕に、他のユーザーからも大きな反響が寄せられていました。