2015年5月。
アメリカ・ネブラスカ州在住のロバート・クグラーさんの愛犬・ベラは、骨肉腫(骨のがん)と診断されました。
安楽死という選択をとらずに、ベラを痛みから開放するべく…
クグラーさんは、彼女の足を切断することに決めます。
そして、処置は無事に終了したのですが…
後に、がんが肺にまで転移していることが判明。
余命は3ヶ月、長くて半年という、あまりにも残酷な宣告が下されたのです。
クグラーさんは思いました。
家に帰ったらベラが冷たくなっていた…そんな事は絶対に嫌だ。
それに、彼女には残された時間を最大限楽しんでほしい。
そして彼は…
ベラと一緒に、「旅へ出る」ことを決めます!
学校を卒業し、就職を考えていたクグラーさん。
しかし、ベラとの時間には代えられません。
シカゴからアメリカ北東部、そしてフロリダへと向かってネブラスカの自宅へ戻り…
その後も、彼らの旅は続きました。
ネブラスカを離れ、冒険を再スタート。
幸せに溢れた、躍動感いっぱいの写真をご覧ください!
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奇跡のような時間を過ごした2人。
様々な光景をともに見つめる度、かけがえのない思い出が、互いの胸にしっかりと刻まれていきます。
そして、余命半年と宣告されてから実に14ヶ月半が経った、2016年10月29日
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クグラーさんは、愛犬の最後の写真を、Instagramに投稿しました。
ベラの生命力、そして「幸せを逃すまい」とする根性に、どれほど勇気をもらったことか。
彼女の写真をシェアしようと決めた理由はそこにある。
多くの人にも、ベラと同じように、勇気を持ってもらいたかったんだ。
苦難に負けず、最後まで命を燃やし続けたベラ。
その魂は今もなお、クグラーさんの心を照らし続けています。
(参照 boredpanda.com)