ある月曜日の朝。ロシア・モスクワの地下鉄にて、一部列車が運転を見合わせる事態が発生しました。
原因は…
車両に乗り合わせていた野良犬が、その場で子どもを産み始めていたため!
モスクワにおいては、電車内で野良犬を見かけること自体は、さほど珍しくはありません。
しかし、その犬が産気づいているとなれば話は別です!
異変に気づいた乗客の一人が、すぐさま運転手に連絡。
通りがかる人々は皆、母犬に対し、励ましの声をかけます。
報告を受けた地下鉄のスタッフは、電車を路線から外し、犬のいる車両を車庫へと移動。
そして…
最終的に母犬は、無事に9匹もの子犬を出産しました!
その後、母犬と子犬たちは獣医の診察をうけ、ともに健康であることが判明。
母犬は、出産開始時にいた駅名から「タガンカ」と名付けられ、親子一緒にシェルターへと引き取られていきました。
人々の善意がなければ、紡がれなかったかもしれない命。
タガンカと子犬たちの新しい居場所が、すぐに見つかることを願います!