アメリカ・ロサンゼルスで、汚れたタオルに包まれ置き去りにされているところを保護された子猫・マウス。
そばにいた兄弟猫のレベルと共に…生まれた直後、母猫に捨てられてしまったのでしょう。
彼らの身体にはまだ羊水がついていました。
2匹は保護団体 Alley Cat Rescueに引き取られると、早速預かりボランティアの元で24時間体制のケアを受けることになります。
保護された当時は85gほどしかなかったマウスですが、その「鳴き声」は一人前でした。
お腹が空いたり、注意を引きたい時には、みんなに聞こえるよう大きな声でアピール。
献身的なケアのおかげで、保護されて10日目足らずで彼女の体重は2倍に増えました。
新しい家族
その後、代理の母猫となったデル・レイとその子どもたちに出会うと、マウスはさらに元気を取り戻していきます。
あらたな『家族』は、すぐに彼女を受け入れてくれました。
数日後には、ボトルから自分でミルクを飲めるように。
ご飯の後は、家族の元へとすり寄り、腕の中でスヤスヤと眠ります。
しかし、順調な回復にホッと胸をなでおろしたのも束の間…
マウスは上気道の感染症と寄生虫感染を患ってしまいました。
生まれてすぐに母猫と離れてしまった子猫は、母乳から得られる抗体も持っておらず、免疫力が低いため、感染症にかかりやすい傾向にあります。
そしてこの時、残念なことにお兄ちゃん猫・レベルは命を落としてしまいましたが…
小さなマウスは、戦い続けました。
関連:いつも眉をしかめ、悲しそうな表情をしていた子猫。しかし、飼い主を信頼してからは少しずつ顔付きが変わって…!
花開いた魅力
それから数週間後
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そこには、他の子猫を真似ておもちゃで遊び始めるほどに回復を遂げたマウスの姿が!
毛並みもさらにフワフワで美しくなり…
やがて、無事に新しい家族の元へと旅立っていったといいます。
困難を乗り越え、たくましく生き抜いた子猫は…
今日も魅力たっぷりに駆け回っていることでしょう。