米ルイジアナ州で、待ちわびていた結婚式を迎えた、新婦のアマンダ・フリーバードさん。しかし、幸せなはずの彼女の心には、ぽっかりと大きな穴が空いていました。
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最愛の娘アザリーちゃんを、がんで亡くしていたからです。
薬の副作用で髪の毛が抜け落ちてしまったアザリーちゃんのために、自らの頭を丸めたこともありました。しかしアザリーちゃんは、2年前に6歳という若さで他界。
自分の晴れの日にアザリーちゃんに側にいてもらえなかったこと、これから夫となるチップさんに会わせられなかったことを、アマンダさんは悔やんでいました。
そんな結婚式の途中・・・
アマンダさんとチップさんは、アザリーちゃんに敬意を表して、たくさんの蝶を放つことにしていました。「美しさと自由」を意味する蝶は、アザリーちゃんの心を表したものでした。
そして蝶たちを空に放ったとき、1つの奇跡が起こりました…。
何匹もの蝶が空へ向かって飛んで行くなか、1匹の蝶がアマンダさんの胸の上、心臓に一番近いところへ舞い降りたのです。
それを見たアマンダさんの目からは、大粒の涙が…。
「結婚おめでとうママ」
新しい一歩を踏み出そうとしているアマンダさんに、アザリーちゃんがそう伝えているように思えたからです。
こうして、夫のチップさんと息子さんの3人で、新たな生活をスタートさせたアマンダさん。
(参照 littlethings.com)
あの蝶がアザリーちゃんからのメッセージだったかどうかは、誰にも分かりません。でも、大切な相手を失ったことがある人なら、誰しも共感する想いがあるのではないでしょうか。
アマンダさん一家は、たとえ側にいなくとも、アザリーちゃんが自分たちを見守ってくれていることを感じながら、日々を過ごしていることでしょう。