「ずいぶん昔の話だけど…」
そんな書き出しから、s-mist(@smistTW)さんは以下のような呟きを投稿しました。
ずいぶん昔の話だけど、観光客相手の海産物販売センターがあった。個人経営の店舗が集まり様々な海産物を売っていた。そのためたくさんの客が入り大繁盛していた。その中で蟹を販売している所がかなり儲かった。それを見た他の店舗でも蟹を売るようになり、しだいに多様性が失われていった。続く
— s-mist (@smistTW) October 22, 2021
蟹屋ばかりになった海産物販売センターは、次第に客足が遠のき寂れていった。様々な海産物が並んでいたから、購買意欲が高まり、蟹を筆頭に売れていたのだろう。
— s-mist (@smistTW) October 22, 2021
なるほど…!
文化を守る
s-mistさんはさらにこう続けます。
話は変わるが、創作物に当てはめて考えると、似たようなことになる気がする。一部の人間が好む表現物だけしか製作できなくなると多様性がなくなり、創作活動自体が衰退していくのではないだろうか。
表現の自由を守ると言うことは、多様性を守ることに繋がるのだと思う。
— s-mist (@smistTW) October 22, 2021
一度多様性が失われると元に戻るのが困難になる。失われるのは一瞬だが、10年単位の時間をかけても元に戻らないかもしれない。一度途絶えた技術や文化の復興は茨の道である。例えば、曜変天目茶碗の復元の変遷を見れば、その事が良く分かる。
— s-mist (@smistTW) October 22, 2021
なくなったイベント末期の話なんだけど、終わりの始まりは、趣味で参加していたディーラーが参加をやめると卓がスカスカになる。客は大手の商品だけ買って帰る。開場1時間で会場内が閑散とする。次回の開催日はディーラーと客が更に減り、遂にイベント消滅となります。
— s-mist (@smistTW) October 22, 2021
大手だけではイベントは回らないのだと思う。多様性があるから、楽しい。楽しいから人が集まる。人が人を呼ぶ。
ガレージキットの販売だけでなく、食べ物屋さんやコスプレイヤーさんとか、沢山の人が集まるからお祭りになるのだと思う。— s-mist (@smistTW) October 22, 2021
文化を興すのはトップランナーかもしれないけど、文化を支えているのは、トップランナーではなく名も無き人々なのだろう。
— s-mist (@smistTW) October 22, 2021
文化を途絶えさせないためには、多様性が必要不可欠なのですね。
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みんなの反応
●コンビニでビールの仕入れを担当していたけど、売れるのはアサヒ7:キリン2:サッポロ1くらい。それでもアサヒ一本に絞ったら客足自体が減るから3メーカーバランス良く売ってました
●服屋さんでも、売れ筋の色だけを並べるよりも、アイキャッチと言ってなかなか売れなくても目立つ色を混ぜると、お客さんが寄ってきて見るので売り上げに繋がるのだそうです
●世の中のありとあらゆる物に当てはまるお話ですね。しかもこの話で言えば蟹だけ売るようになると、例えば他の商品を扱うノウハウが失われて働く人や企業(店)の質そのものが低下したりしますし
頷くばかりのお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。