ある日、アメリカ・ロサンゼルスに住むある女性は、裏庭でまだ目も開いていない1匹の子猫を見つけました。
ずっと鳴き続けており、明らかにお腹を空かせている様子です。
母猫が戻ってくるかもしれない。
そう思った女性は子猫を暖かい場所に置き、母猫が現れるのを待ちましたが…
一向にやってくる気配はありません。
使命感
その後Facebookで協力を求めると…
保護団体Wrenn Rescuesのボランティア・アシュリーさんが投稿に気づき、即座に行動を起こしてくれました。
私の中の何かが「すぐに彼女を引き取りに行かなきゃ!」と言っていたんです。
すでに夜9時を回っていましたが、連絡を取り子猫を迎えにいきました。
自然界では、母猫が育つ見込みのない子猫を捨てることはよくありますが…
そのときは、何が原因なのか全く見当もつかなかったのだとか。
しかし、家に連れ帰りミルクを与えようとしたところ…
アシュリーさんは、彼女が「口蓋裂」を患っていた事に気が付きます。
上顎から鼻にかけて小さな穴が空いていたんです。
哺乳瓶でミルクをあげるのは安全ではないので、チューブを使う必要がありました。
そんな障害を抱えながらも…
アエラと名付けられた子猫は、生きるためにたくましく戦います。
まるで私が助けているとわかってくれているみたい。
チューブが必要なこと以外は、今の所本当に普通の猫なんです。
ご飯のたびにお腹いっぱいになるまで鳴く彼女は、数日のうちに体重を100gも増やしました。
ママにしてもらったことを思い出すのでしょうか…
歯ブラシで毛繕いしてもらうのが大好き。
そのままアシュリーさんの手の中にハイハイして、丸くなって寝てしまうそうです。
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たくましく生きて
その後も、すくすくと成長を遂げているアエラ。
彼女は、自分の命に感謝し…
絶対に生き抜くと決めているようです。
小さな体で戦い続ける子猫が、これからも元気に育ってくれることを願ってやみません。