アメリカ・ニューヨークの保護団体「Small World Animal Rescue」を通じて、預かりボランティアのリジーさんに引き取られた子猫の兄弟たち。
なかでも一番小さいチューバは…
生後6週目にも関わらず、手のひらに乗せられる程の大きさしかない上に、ひどく衰弱していました。
獣医師も、「回復への道のりはかなり厳しいものになるだろう」と悲観的な診断を下します。
しかし、それでもリジーさんは諦めることなく、夜間も1時間おきに授乳を続けるなど、献身的なケアを続けました。
小さな弟
そうした尽力の甲斐あって、チューバは少しずつ元気を取り戻していきましたが…
他の兄弟たちが次々と他の家庭へ旅立っていく一方、彼はどこか精神的に幼いままでした。
健康上の問題と発達の遅れのせいで、少し不安になってしまったようです。
彼の内気さをよく理解し、共に歩んでくれる人が必要でした。
そんなある日、新しい仲間が彼らの家にやってきます。
とっても小さな子猫・メープル。
彼も同じように他の兄弟たちよりも発達が遅く、チューバと同じ境遇に立たされていたそうです。
そんな彼を見たチューバは、すぐに毛づくろいを始めたのだとか
似た者同士、通じるところがあったのでしょう。
メープルも、お兄ちゃんのことをとっても尊敬している様子。
母猫と早くにはぐれてしまったので、チューバの鼓動やふわふわの毛並みは彼を安心させてくれたのかもしれません。
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生涯の家へ
そして数ヶ月後、嬉しいニュースが舞い込みました。
幸いにも、彼らを一緒に迎え入れてくれる「生涯のおうち」が見つかったのです!
運命的な絆で結ばれた2匹。
これからも仲良く楽しい思い出を紡いでいくことを、心から願っています。