老人ホームで暮らすお年寄りたちに少しでもリラックスしてもらうべく、オランダのとある会社がとっても素敵なアイデアを紹介しました。
お洒落な装飾が施されたドアの前で、嬉しそうに微笑む入居者の方。
よく見ると、それぞれの部屋で扉の形が異なっています。
それもそのはず…
なんとこれらのドアは、入居者の方々がここへくる以前に住んでいた自宅のものと、同じデザインになっているのです!
施設でも快適に過ごせるとはいえ、やはり長年住み慣れた場所が恋しくなってしまうもの。
そんなとき、見慣れた扉を開けて部屋に入ることができれば、少しだけ我が家に帰ってきたような気分が味わえますね。
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ところで、気になるのは設置にかかる手間と費用。
素晴らしいアイデアとはいえ、いかんせん準備が大変そうに思えますが…
実はこの扉、表面にステッカーを貼り付けているだけなんだそう!
立体感も含め、素晴らしい再現度です…!
「True Door」が考案したコチラのステッカーは、もともと、マンション住みで勝手にドアを装飾できない学生たちのために販売されていました。
老人ホームに導入した結果、先に説明したリラックス効果はもちろん、自分の部屋を間違える方も格段に少なくなったといいます。
創意工夫が光る、画期的な取り組み。いずれは、日本の施設でも活用される日が来るかもしれません。