ストーリー

集団で檻から抜け出し、叫ぶ囚人たち。慌てて看守が駆け付けると…!

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アメリカ・テキサス州パーカー郡、ウェザーフォード地方裁判所の地下留置場でのこと。

監視カメラは、檻の中の8人の受刑者と、それを椅子に座って監視する看守の姿を映しています。

 
この時、受刑者たちは看守を交えて談笑していたそうですが、次の瞬間、檻の中の受刑者が一斉に立ち上がり…

 
あろうことか、続々と檻から抜け出しはじめました!!

 
あまりにも大胆な脱獄劇。

まさかの緊急事態かと思いきや



 
心配そうに、見張りの看守のもとに近寄る受刑者たち。

 
実はこの時、看守は…

突然の心臓発作を起こし、意識を失ってしまっていたのです!

 
現地のニュースで報じられた実際の映像がコチラ。

 
看守が心臓発作で倒れる瞬間を目撃した受刑者たちは、すぐに檻の中から大声で助けを呼びました。

しかし、地下の留置場だったためか、この騒動に誰も気づいていない様子…。

 
そこで、彼らは意を決し、施錠のされていない檻から出て看守のもとへ駆け寄ったのです。

 
受刑者の一人は、当時の心境をインタビューで語りました。

自分たちが暴動や脱走を試みたとみなされて…

撃たれてしまうかもしれないと不安でした。

 
倒れた看守は、すでに脈がない状態。

なんとかこの緊急事態に気づいてほしいと、受刑者たちは壁をたたいたり大声を出したりと、必死で外に伝えようとします。

 
すると…

やがて、その騒動に気づいた別の看守がやってきました。

 

私が騒音に気づき、地下留置場にやってくると、倒れた看守の周りを受刑者たちが囲んでいたのです。

最初は、受刑者たちが看守の携帯している銃を奪い、その場を占拠しているのだと思いました。

 
しかし、襲ってくるどころか必死に状況を説明しようとしている受刑者たちの様子を見て、彼はすぐさま状況を理解します。

檻の中へ戻るよう促された受刑者たちも、即座に従いました。

 
その後、皆が心配そうに見守る中で心肺蘇生が開始。

 
そして…

倒れた看守は無事に一命を取り留め、翌週には仕事に復帰したそうです!

倒れた看守は、つい今しがたまで俺たちと仲良く話していて、本当にいい人だったんです。

だから急に倒れた時には、なんとかして命を救いたいと思いました。

 
紡がれる友情と、人が人を気遣う心。

そこに立場は関係ないのだと改めて思い知らされるような、美しいお話でした!

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