2015年、栃木県と茨城県を中心とした記録的な大雨により、各地で洪水が発生した時のこと。
井口 隆(@nied_inok)さんは、『長靴の着用』について、こんな注意喚起の呟きを投稿しました。
たった今、テレ朝のワイドスクランブルで、浸水時の避難に長靴などを履いてと橋本さんが述べたら間髪をいれずレポートしていたアナが長靴は洪水時には危険なのでスニーカーなど履きなれた靴でと訂正していた。浸水時に長靴が禁忌であることはかなり知られてきた様だ。
— T.INOKUCHI / 井口 隆 (@nied_inok) 2015年9月10日
@HayakawaYukio ツバが付いていない普通の長靴はその丈より深いところでは中に水が入り、歩くたびに出入りすることで、歩く際の抵抗がほかの靴に比べると相当大きくなります。これは理屈より、実際に池やプールなどで体感された方が分かりやすいと思います。着衣水泳と同じく体験が一番
— T.INOKUCHI / 井口 隆 (@nied_inok) 2015年9月10日
「中に水がたまることにより、かえって歩きにくくなる」…!!
@hiroezk その通りですね。できれば靴ひもで結ぶことで足から脱げにくいものが最適だと思います。もし見えない地面の状態を探るのに裸足に近い感覚を望むなら、地下足袋+スパッツも考えられますが、釘を踏み抜く恐れなどを考えるとあまりお薦めできません。@kaneda_junko
— T.INOKUCHI / 井口 隆 (@nied_inok) 2015年9月10日
これは盲点でした…!
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事実、1959年に5,098人以上の犠牲者(死者4,697人・行方不明者401人)を出した伊勢湾台風(wiki)では…
先ほどの浸水時の避難に長靴は厳禁と言うツイートが400以上もRTされていて、驚いた。こんなに多くRTされるのは、「浸水避難に長靴厳禁」はあまり知られていないためだろうか?私はかなり以前から知っていたが、それを特に実感したのが伊勢湾台風50周年に際して被災者の証言記録集を読んだから
— T.INOKUCHI / 井口 隆 (@nied_inok) 2015年9月10日
私が読んだ伊勢湾台風の証言記録集の中に、流木が来なかった飛島村で助かった方が「高潮で亡くなった方のほとんどが長靴を履いていた」と書いておられた。実際の災害に遭遇した方のリアルな証言は非常に説得力があった。防災のために災害に対する想像力を養う上ではこういった証言記録を読むことは重要
— T.INOKUCHI / 井口 隆 (@nied_inok) 2015年9月10日
その他の注意点も含め、洪水の際に気を付けるべき基本的な事柄は以下の通りです。
●周囲の状況を確認し、大人のひざ丈ぐらいまで浸水が発生している場合は、無理に避難しない
●川や用水路、海、山の斜面には近づかない
●履きなれたスニーカーなど、動きやすく脱げにくい靴を履く。非常用品はリュックに入れ、両手はなるべく空けておく
●杖のようなもので足元を確認しながら歩く(マンホールのフタが無くなるなど、穴ができている場合がある)
●なるべく昼間に、できるだけ複数人で移動する
万が一の事態に備えて、この情報はぜひとも覚えておきたいですね。