ストーリー

ドーナツ屋で見かけたホームレスに声をかけた女子大生。その行動が、運命を変えた

大学生のケイシー・フィッシャーさんは、1人のホームレスの男性が、持っている小銭を数えながらダンキンドーナツに入る姿を見かけました。

 
「何かしてあげたい」

そんな気持ちがふと沸き、彼に話しかけます。

 
男性が持っていたのはわずか1ドル。

ケイシーさんはコーヒーとベーグルを買ってあげると、一緒に座ろうと誘いました。

 
彼は、さまざまなことをケイシーさんに語ってくれたそうです。

 
クリスという名前。

ホームレスであるために、どれだけ周りの人たちが冷たく当たってくるか。

自分を最低な人間に変えてしまったドラッグについて。

母親をガンで失い、父親には会ったことがないこと。

母親が誇りに思ってくれるような人間になりたいという、唯一の願い…。

 
そうこうしているうちに、授業に行く時間が迫ってきました。

ケイシーさんがそれを伝えると、クリスさんは「少し待って欲しい」と、紙に何やら書き出します。

汚い字でごめんね。

 
そして彼は、クシャクシャのレシートに書かれた手紙をケイシーさんに手渡し、にっこりと笑って去って行きました。

 
クリスさんの背中を見送った後で、目を通すと





今日、自殺しようと思っていたんだ。

でもきみのおかげで、もうそんな風には思わない。

ありがとう、素敵な人。

"Today I went to Dunkin' Donuts and saw a clearly homeless guy sitting on the side of the road and picking up change….

Love What Mattersさんの投稿 2016年1月12日火曜日

 
クリスさんが食べようとしていた、最後のベーグル。

それは、ケイシーさんの親切心によって、新たな人生を踏み出すきっかけの一個となったのです。

 
Facebookに投稿されたこのエピソードには、実に100万件以上の『いいね』が集まりました。

ほんの小さな優しさが、相手の中の「大きなもの」を変えることがある。

その事実を、我々も忘れずにいたいですね。

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