犬肉祭で虐殺されてしまうはずだった360匹もの犬を救った中国人女性の話

毎年約1万匹もの犬が食用のため虐殺されてしまう、中国の広西自治区玉林市の『犬肉祭』。犬肉を夏至に食べることが健康や幸運を運ぶという 中国の古い言い伝えによって行われている伝統行事です。

しかし、犬たちを狭いケージにつめて運搬したり、生きたまま残酷な方法で殺すため、動物愛護団体を中心に世界中から非難を浴びています。

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今回ご紹介するのは、そんな犬肉祭で殺されてしまうはずだった360匹もの犬たちを救った ある中国人女性のお話です。

 
定年前は学校で教師として働いていたという、天津市に住むヤン・シャオユンさん(65歳)。

50000元(日本円にしておよそ100万円)を貯金し、自宅から約2658キロも離れた玉林市で、犬肉祭で食用に売られる予定だった犬たちを、できるだけ多く買い占めました。

そして、自身で設立した、既に1000匹以上の犬と200匹以上の猫たちが住むシェルターで、保護したのです。

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思っていてもなかなか行動に移せない人たちが多いこの世の中。なぜシャオユンさんは保護活動を続けているのでしょうか?

きっかけは、シャオユンさんの旦那さんが亡くなり自殺を考えていた時。ある子猫が川に放り投げられるのを見て、思わず助けたのが始まりでした。それからというもの、捨てられた犬や猫たちを、可能な限り保護しているのだと言います。

保護する犬や猫たちの多くは、障害があったり、ケガをしていたり、目をえぐり取られていたりするそうです。そんな子たちを1匹でも多く救いたい―そんな気持ちで保護活動を行っているのです。

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生き物なので、保護すればそれで終わりではありません。

保護した後も、シャオユンさんはその世話のために非常にハードな毎日を送っています。

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シャオユンさんは、朝5時には起床し、自分は1日1回しか食事を取らないにも関わらず、動物たちの1日2回の食事のために8時間もご飯を作り続けているのです。

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自分の生活を犠牲にしてまでも、保護した動物たちに尽くすシャオユンさん。シャオユンさんの活動には頭が下がります。

その地域に根付いている伝統を変えるのは難しいことかもしれませんが、シャオユンさんの努力が広まることで、犬の虐殺が少しでも減ってくれることを願わずにはいられません。

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▼英語の映像ですが、シャオユンさんのシェルターの様子が見られます。

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