先日3月27日、埼玉県・朝霞市の女子中学生が、2年に渡る監禁の末保護されました。テレビなどで報道されると、無事でよかった…という声が続々上がるとともに、少女が自宅にかけたSOSの電話が公衆電話だったことから、改めて、公衆電話への再評価の声も高まっています。
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公衆電話は、ひと昔前ならほとんど全員が使用方法を分かっていて、また使用経験があるのも当たり前でしたが、携帯電話が普及し、今まで使ったことがない、というお子さんも増えています。
Twitterユーザーのモビゾウさん(@Movizoo)も、この問題への危機感をつぶやいています。
今回の朝霞市の事件に関して夫と話したのは、「娘は公衆電話の使い方も知らないし、公衆電話がどこにあるのかも知らないし、警察や消防に電話するときにお金いらないってことも知らないし、そもそも家の電話番号知らないじゃねえか」ということでした。これ危機感持つべき事案。
— モビゾウ (@Movizoo) 2016年3月28日
たしかに、スマホや携帯電話に電話番号を登録すれば、覚える必要がありません。
そのため、スマホが手元になかったら、どう連絡をとっていいのか分からない子どもたちが、増えているのかもしれません。
さらに、緊急時は無料で通話できることと、そのやり方を教えたほうがいいのでは?という声も。
公衆電話が減り、使い方がわからない子どもが増えました。どこに公衆電話があるかを子どもたちと一緒に確認。使い方を練習。緊急の時にはお金がなくても繋がることを伝える。 pic.twitter.com/InIafJld4R
— プルスアルハ/ぷるすあるは (@pulusualuha) 2016年3月27日
朝霞市少女失踪事件で再評価された公衆電話はやはり緊急時にありがたい存在である。流石に失踪事件の当事者になることは少ないだろうけど、でも公衆電話は災害時における通信規制の対象外で、災害時には優先的に、且つ無料で通話ができるゾ。 pic.twitter.com/V3KHTHyPfi
— 悪一@大陸英雄戦記3巻4月に出るで! (@waru_ichi) 2016年3月27日
また、たとえ公衆電話が使えたとしても、10円で通話できる時間は非常に短い、ということも覚えておいたほうがよさそうです。
@pulusualuha 公衆電話→携帯電話への通話料金(ソフトバンクの場合)
10円で話せるのは
★平日日中(8〜19時) 9.5秒
★そのほかの時間 15-6秒10円ではあっという間に切れる!
小銭を何枚か手元に準備https://t.co/PxsE22iUKV— プルスアルハ/ぷるすあるは (@pulusualuha) 2016年3月27日
昔に比べると公衆電話の設置台数はかなり減っているかとは思いますが、携帯やスマホを取り上げられてしまった場合、連絡手段として公衆電話はとても便利です。
お子さんには、使い方や、緊急時には無料で通話できることを教えつつ、万が一のために、公衆電話で数分通話できる分の小銭も持たせておきたいですね。