🍀いちは🍀 (@BookloverMD)さんが投稿した、医師と患者のやり取りに注目が集まっています。
患者さん「ダイエットと健康のため、コンビニのサラダチキンを毎食1個とってます」
医師「あれカロリーあるし、塩分けっこう高いですよ」
と言いたくなるのをこらえ、
医師「ダイエットと健康のため、いいですねぇ。そのために、サラダチキンで気になることもあるので、お話してもいいですか?」
— 🍀いちは🍀 (@BookloverMD) October 21, 2022
医師「たとえば、カロリーはどれくらいか確認されてますか?」
患者「100くらいでした」
「カロリーについてはしっかり確認されているんですね。塩分はどうでしょう?」
「いや、そこまでは……」
「いま調べてみますね。……だいたい1.5g前後です。3食ということは……」
「4.5gですね」
— 🍀いちは🍀 (@BookloverMD) October 21, 2022
「WHOでは、一日の減塩目標を5gに」
と言いたくなるのをこらえて、
「一日の塩分はどれくらいに抑えるほうが良いか、ご存知ですか?」(知識の確認)
「いえ、8gとか?」
「おしい! WHOの目標についてお伝えしてもいいですか?」
— 🍀いちは🍀 (@BookloverMD) October 21, 2022
限られた診察時間で、こんなまだるっこしいやりとりなんてできない!
という意見が出るだろうし、実際まったくそのとおりだと思う。
とはいえ、効果が薄いことを重々承知で、あるいは効果がないことにイライラしながら、一方的な情報提供を続けるのも精神衛生上よくない気がする。
— 🍀いちは🍀 (@BookloverMD) October 21, 2022
なるほど…。
大事なワンクッション
どんなに熱心に説明をしようとも、患者が聞く耳を持ってくれなければ意味がありません。
知識だけサクッと教えてほしいという人は、それで行動を変えられる人なのだろうが、病院に来続ける必要のある人たちの多くが「分かっちゃいるけど変えられない」。
そういう人たちの行動を変えるのが医師の仕事で、「正しい知識を伝える」のは仕事の極々一部にすぎない。
— 🍀いちは🍀 (@BookloverMD) October 22, 2022
わかってはいるけれど行動に移せていない患者には、一方的に正論を述べて説得するのではなく…
対話のなかで相手に自身の考えを見直してもらうよう誘導する必要があるのですね。
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みんなの反応
●上手いなぁ…。どう足掻いても角が立つ説明って必ずあるもんだと思うけど、上手い人がするとどうなるんだ?って毎回考えてる
●モチベを高めて良い方向に誘導できるのは素晴らしい!
●一方的に言われることは頭に入らないのだな、と新人教育をしていて痛感しています。まどろっこしくても、相手に考えさせるのは大切だと感じます
●こういう話し方できる人間になりたかったなぁ
参考になる呟きに、他のユーザーからも大きな反響が寄せられていました。