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絶望的な人生から救ってくれたのは、赤ちゃんのころに保護し命を助けた愛犬だった

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赤ちゃんの頃に母親に捨てられてしまった犬のカイロ。ボロボロの状態のところを、運良く心優しいアマンダさんに出会い、保護してもらいました。

[ada]

アマンダさんは、衰弱し切っていたカイロが肉体的にも精神的にも元気を取り戻すまで、献身的にミルクと愛情を与え続けました。

 
そうして、すくすくと育ったカイロは、今度はアマンダさんに恩返しをしてくれたのです。

実はアマンダさんは、交際中だった恋人から、殴られたり蹴られたりとDV(ドメスティック・バイオレンス)を定期的に受けていました。そしてそのせいで、家族や友人にも少しずつ心を閉ざしていくようになっていたのです。

そんなアマンダさんにとっての唯一の癒しがカイロでした。家での暴力から逃れるために一緒に長い散歩に出かけたり、泣き出すほど辛いときに寄り添ってくれたりと、カイロはいつも味方をしてくれました。

 
DVを受け続けていると、自尊心が低くなり、自分は殴られたり蹴られたりして当たり前なんだと思い込んでしまうことがあるそうです。アマンダさんもそんな状態で、助けを求めることも逃げ出すことも出来ずにいました。

 
しかしあるとき、そんな考えを一瞬で変える出来事がありました。

カイロが目の前で殴られ、もう少しで視力を失ってしまうところだったのです。

自分のことは仕方がないと思っていたアマンダさんでしたが、最愛のカイロがひどい目に遭うことだけは許せません。

これ以降、アマンダさんは、恋人がカイロに暴力を振るわないよう徹底抗戦。ついには恋人と決別することができたのです。

 
アマンダさんは地元のニュース局に、「カイロがいなければ自分はどうなっていたか分からない」と答えています。

恋人から離れる決断をする余力さえ残されていない絶体絶命の状況のなか、決意させてくれたのはカイロでした。

 
現在はプロのカメラマンとして活動するアマンダさん。彼女のインスタグラムには最愛のカイロのたくさんの写真が飾られています。

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