今回の社会実験を行い公開したのは、人々のホームレスに対する偏見を変えようと様々な活動をしているジャックさん。
[ada]
富裕層が多いエリアとホームレスが多いエリアがあるアメリカのサンフランシスコにて、盲目のふりをした彼が500ドルが当選している宝くじを持ち歩き、「この宝くじ当たってますか?」と尋ねてみました。
見ず知らずの、そして盲目の男性に、人々は正直に当選を伝えてあげるのでしょうか?
まずは富裕層が多い街で実験をスタート。
「私は目が見えません。この宝くじが500ドル当選しているそうなのですが、本当かどうか確認してもらえませんか?」
すると尋ねた相手の男性は、黙って宝くじを持ち去ってしまいました。
次に声をかけた年配の男性は、「ハズレだよ、ハズレ!」と宝くじを自分のポケットに…。
本当は目が見えていることをバラすと、宝くじを地面に投げつけて立ち去っていきました。
続いてはホームレスが多い街での実験です。お金に困っているはずの彼らは、どのような反応を見せるのでしょうか?
▼続きはぜひ動画にてご覧ください。
ホームレスの男性は、躊躇なく「500ドル当たってるよ!」と教えてくれました。
そして別の女性も、
「すごいじゃない!本当に500ドル当たっているわよ!」と喜んで教えてくれました。
ホームレスの彼らにとって、500ドルという金額は生活を繋ぐ大金のはず。それでも、盲目の男性に素直に手を差し伸べ、当選した宝くじを騙し取ることはしませんでした。
正直なホームレスの彼らに感動したジャックさんは、嬉しそうに10ドルずつのチップを手渡したそうです。
結果、裕福な人が宝くじを騙し取り、ホームレスの人が正直に教えてくれました。全てのケースでこうなるとは限りませんが、見た目だけでは豊かさを判断することができないということを、深く考えさせられます。