5月28日、熊本県熊本市のとある駐車場に包丁を持った男が現れ、その場にいた男性を斬りつける事件が発生しました。
駆けつけた巡査長は顔と胸を切られる重傷を負いながら、警告を発した上で5発の銃弾を発砲。
うち4発が命中した結果、男はそのまま銃刀法違反で現行犯逮捕された後、搬送先の病院で死亡が確認されたといいます。
今回の件を知った人からは、「発砲する必要があったのか」「過剰防衛ではないか」との声が上がっていることも事実です。
では、もしも「発砲していなかった」としたら?
先日、漫画家のねんまつたろう (@KITASAN1231)さんは、同様のケースにおいて「起こり得る最悪なパターン」と題して、こんな4コマ作品をTwitter上に投稿しました。
警察官が凶悪犯を前に発砲しなかった時に起こり得る最悪なパターン pic.twitter.com/Tcqu90XKnK
— ねんまつたろう (@KITASAN1231) 2018年6月2日
すでに大きな怪我を負い、自分の命が危うい状況で、被害を拡大しないために何ができるか。
自分が件の巡査長の立場だったらと想像したとき…
彼以上に適切な選択肢をとれたと断言できる方は、誰もいないのではないでしょうか。
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ネットの反応
●発砲して被疑者死亡となれば正しい判断だったのかと批判され、発砲しないで被害が広がれば未然に防げたのではと批判される
●だから警官に拳銃をもたせるな、って議論になりそうな気もする
●市民と自らの身を守るために、銃器使用は特権として認められている。必要な時に使わないでどうする
勇敢に戦った1人の警察官。刃物による傷と同様に、その心にも、誰より大きな傷を負ったことでしょう。
一日も早い回復を、切に願ってやみません。
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