「20年近く前、散策中に偶然お会いした方の髭に、重度知的障害のある息子が触ろうと手を伸ばしてしまった事がある」
そんな書き出しから、秋 桜(さよならコロナをする為に) (@ohyuki3)さんは以下のようなエピソードを投稿しました。
20年近く前
散策中に偶然お会いした方の髭に、重度知的障害のある息子が触ろうと手を伸ばしてしまった事がある
慌てて止める私に「良いですよ」と顔を息子の前に近づけて下さった
息子は恐る恐る髭を触っていたのだが
私が途中で止めさせようとすると
その方は「本人の納得するまで‥」と言って下さり— 秋 桜(さよならコロナをする為に) (@ohyuki3) November 4, 2021
どれだけ時間が経ったのか
息子は宝物から手を離すように満足気な本当に嬉しそうな顔を私達に見せてくれた
その頃の私は下の娘が産まれたばかりで怒ってばかりいたのだと思う
その方は最後まで優しい瞳で息子を見つめ続けて下さった
その時の出来事が私の子育ての原点です— 秋 桜(さよならコロナをする為に) (@ohyuki3) November 4, 2021
今も私の子育ての日々は続いている
行き詰まった時は、あの日の出来事を思い出す
穏やかな優しい笑顔と
息子の幸せそうな表情あの日の事、忘れる事はありません
あの時は本当にありがとうございました心よりご冥福をお祈り致します
— 秋 桜(さよならコロナをする為に) (@ohyuki3) November 4, 2021
思いの外、反響が大きいので補足致します。
上記のツイートでお気付きになった方も多いと思いますが、この髭の方は、学習院大学名誉教授 川嶋辰彦先生です。
追悼の想いを込めて、20年前の大切な思い出を呟きました。
気さくで優しくて素晴らしい方でした。とても悲しいです😢— 秋 桜(さよならコロナをする為に) (@ohyuki3) November 5, 2021
なんと素敵なお人柄なのでしょうか。
心温まるエピソード
当時の情景を思い浮かべると、目頭がジーンと熱くなります。
紀子さまに抱かれた眞子内親王(当時)に大きな犬が飛びついてしまった時、怖がる内親王に紀子さまがとっさに言った一言「お友達になりたいのね」を思い出した。その一瞬を大切にする姿勢は、川嶋辰彦さんから受け継がれていたものだったのですね。素敵なお話、ありがとうございました。 https://t.co/CLcQDIHiB9
— そら色のきりん🎗 (@sorairokirin1) November 6, 2021
我々も、寛大で優しい心を持って人と付き合っていきたいですね。
川嶋さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
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みんなの反応
●素晴らしい方ですね。お子さんにとって、良い思い出になりましたね
●3人の子を育てている最中です。なんて心に染みるエピソード…。いつもピリピリしてる生活に染み渡りました
●実際にこういう「スタンス」を体現するのって本当に難しい。相手の感情を推し量りながら、適度な距離で待つって、本当に難しい
●鳥肌たった。知的障害支援の仕事をしていますが、私はこんな風に対応できていただろうか…。素晴らしい。こうなりたい
グッとくる呟きに、他のユーザーからも大きな反響が寄せられていました。