「残酷な面会制限もう止めませんか?」
そんなコメントを添えて、医師の新城拓也(@shinjotakuya)さんがは、以下のようなエピソードを投稿しました。
今日非常勤勤務先の病院で、もう間もなく亡くなるだろうと分かる方の診察をした。いつものように耳元で「大丈夫?」と声をかけると、「○○ちゃん」と息子さんと僕とを間違えて返事をした。僕はいたたまれなくなって、その方の手を握りしばらく黙ってしまった。残酷な面会制限もう止めませんか?
— 新城拓也 (@shinjotakuya) July 9, 2021
胸が痛む一幕です。
残された時間
新城さんはさらにこう続けます。
手の握ったまま「痛みはありませんか」としばらくしてから問いかけると、「お腹が痛い、でもこの位なら大丈夫、ああ、先生だったのですね、ごめんなさい、息子だと思った」と返事がありました。臨終の瞬間だけではなく、せめて数日前からはきちんと家族と手の握りあい、言葉を交わす機会を創り出して。
— 新城拓也 (@shinjotakuya) July 9, 2021
院内感染リスクを低減するためのルールということは百も承知ですが…
患者と家族のために、ワクチン接種済みであれば面会できるなどといった制限緩和が行われることを願うばかりです。
関連:「もういつ死んでもいい」と言う90代患者に、医師がかけた言葉は
みんなの反応
●切ない…
●せめて最後は家族に会わせてあげたい
●同感です。昨年末 母を亡くしましたが息を引き取るまで顔を見ることができませんでした
●母親とは面会できないまま亡くなりました
考えさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。