それは、小説家の川上未映子 Mieko Kawakami(@mieko_kawakami)さんが、とあるカフェを訪れた時のことでした。
夕方、あるカフェに行ったら目の前の女の子が凄く集中して本を読んでいた。見覚えがある表紙、え、と思ったら彼女が読んでいたのはイギリス版『夏物語』つまり『Breasts and Eggs』。深いため息をついて彼女が顔を上げたあと、目が合った。思わず「それ書いたんです、読んでくれてありがとう」と言っ
— 川上未映子 Mieko Kawakami (@mieko_kawakami) April 2, 2021
ちゃって、そしたら彼女も「えっ?えっ?ちょっと待って、ミエコ・カワカミなの?わたしあなたの本が凄く好きで、えっ、今何が起きてるのかわからない。こんなことってある?あるの?」と言いながら、ふたりでちょっと泣いた。
— 川上未映子 Mieko Kawakami (@mieko_kawakami) April 2, 2021
刊行から毎日snsで沢山の人が写真やメッセージを送ってくれて、新聞もインタビューも書評もリストにも物凄く取り上げてもらって、沢山の人が読んでくれてるんだなあ、有難う、といつも思っているけれど、今日の思いがけない生の出来事に、ああ、本当に沢山の人に届いてるんだなと、本当に思いました。
— 川上未映子 Mieko Kawakami (@mieko_kawakami) April 2, 2021
彼女が『Breasts and Eggs』を読んで、顔を上げてため息をついた瞬間の感じ、忘れられない。色んな国で、どこかで、みんな、こんなふうに読んでくれているんだ。翻訳をしてくれたデビッド、サム、本当に有難う。刊行まで尽力してくれたチームのみんな有り難う。これからもどうぞよろしく。本当に有難う
— 川上未映子 Mieko Kawakami (@mieko_kawakami) April 2, 2021
ドラマチック!(*’ω’*)
胸が熱くなる展開
作者冥利に尽きる一幕です。
私も川上未映子さんの文章読むと(嫌な感じじゃなく)深いため息をつきたくなるから読んでた方の感覚わかる。
そんな空気感を作り出して下さる文章が大好きです。
そしてそんな空気の中で著者さんからありがとうなんて言ってもらったら胸がいっぱいだろうな。
とっても素敵。。。 https://t.co/nnGzpwkAfx— 髙田春花 takada haruka (@gzxrk) April 3, 2021
小説家と読者。
お互いにとって、忘れられない出来事となりましたね(*^_^*)
関連:間違えて上巻を2冊購入してしまった客。そこに現れたのは…えええ!
みんなの反応
●ミラクル
●読みながら鳥肌が立った…。自分が好きな作家さんとこんな風に会えたとしたら、間違いなく号泣する
●いつかこういうことが起きればいいなと思っているから、本はブックカバーをかけないで持ち歩いてる
グッとくるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました!