とある住宅の玄関先で、生まれたばかりの1匹の赤ちゃん猫が発見されました。
その身体には、まだへその緒が残っており…
人の手で保護する必要がある、と直感した発見者の女性は、地元のアニマルシェルターに連絡を取ります。
不幸にも負けず
のちにカブという名前を与えられることになる子猫は…
生後3日目にして体重が標準値を下回っており、前足にも形成不全を起こしていました。
対応を引き継いだ保護団体の代表・ハンナさんが、早速ケアに当たります。
カブの身体は、他の子猫とは少し異なっていました。
前足が内向きに曲がってしまい、尻尾もかなり短かったんです。
一方で、彼女の精神は「生きたい」という力強い意志に満ち溢れていましたね。
幼い子猫は自分の力で体温を調節することができないため、ハンナさんたちはカブのために快適な保育器を用意しました。
また、2時間おきにご飯を食べさせて、健康的に体重を増やしていくように努めます。
カブは、すばらしい食欲の持ち主でした。
1回の食事で、5ccもたいらげてしまうんです。
このサイズの子猫にしては、かなりの量なんですよ。
尽力のかいあって、彼女は日を追うごとにぐんぐんと大きくなっていき、まもなくお腹もまんまるに。
健康上の問題は、見事にクリアできたようです。
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幸せを見つけた
やがて、無事に飼い主となってくれる方も見つかって…
独りぼっちの子猫だったカブは、温かな家庭へと引き取られていきました。
アニマルシェルターには、本当にたくさんの猫たちが預けられているんです。
特に、繁殖期の季節になると、昼夜問わずのお世話が必要な赤ちゃん猫がたくさんやってきます。
そんな子猫たちを救うために、私たちがいるんですよ。
今日も戦い続ける優しい人々へ…
改めて、心からの拍手を送らずにはいられませんね。
(参照:Love Meow)