救急医療に従事するショーンさんは、車を運転している最中に、2人の幼い子どもに呼び止められました。
彼らは、排水溝に落ちてしまった子猫の鳴き声に気付き…
どうにか救ってあげてほしい、とショーンさんに頼み込んできたのです。
救出劇
子どもたちの案内に従って車を向かわせると、確かに排水溝の奥から子猫の鳴き声が。
どうやら水のせいで体温を奪われ、何度も逃げ出そうとしては失敗したせいで、疲れ果ててしまっている様子でした。
ショーンさんは、とっさにレスキュー用の道具を自作し、子猫の救出に成功します。
彼女はひどく怯えていたものの、もはや逃げ出す体力さえ残っていなかったようです。
冷たく濡れた身体をタオルで包み温めてあげると、幾分か落ち着きを取り戻したのか…
自分を助けてくれたショーンさんにしがみついてきました。
毛を乾かしてご飯も食べたあとは、毛布にくるまれてぐっすり。
これほどまでに安心できたのは、きっと生まれて初めての経験だったことでしょう。
その後、ショーンさんは地元の保護団体に連絡を取って、彼女が無事に飼い主を見つけられるよう手配し…
やがて、ボランティアとして所属していたイヴォンヌさんが、お世話を引き継ぐことになりました。
彼女の小さな身体と、悲しそうな目に、すっかり心を奪われてしまって。
こうして、最高の居場所を手に入れることになった子猫は…
その後、ココという素敵な名前をもらって、新しい環境に馴染んでいきました。
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素敵な家族
家中を探検したのち、イヴォンヌさんにもすぐにすり寄って懐いたというココ。
今では、4匹の犬と3匹の猫とも兄弟姉妹になって、あっというまに大家族の一員です。
これからも彼女が幸せな生活を思う存分満喫できるよう、心から願ってやみません。