米ウェストバージニア州のとある動物シェルターで働いていたスタッフは…
施設の郵便受けの中に、1匹の子猫が入っているのを発見します。
夏の暑い日だったために脱水症状を起こしており、一刻も早い手当が必要でした。
満身創痍
スタッフは、すぐに子猫の身体を冷やして体温を下げてあげます。
その後、里親となったカットさんの手によって、24時間つきっきりの看病が始まりました。
深刻な脱水症状だけでなく、栄養失調にも陥っていて…
さらには目の感染症、ノミ、便秘、尿路感染症など、様々な問題を抱えていたんです。
特に感染症を患っていた左目の状態はひどく…
まぶたが閉じてくっついてしまっており、失明の可能性もありました。
最悪の事態を回避すべく、カットさんは懸命に看病をします。
あたたかな寝床にたくさんのおもちゃ、そして生まれて初めての満腹感。
最高の待遇を受けて、ネスレは少しずつ生きる力をつけていきました。
食欲旺盛なネスレは、たった2日の間に2オンス(約56グラム)も体重を増やします。
自力でトイレをしたり、おもちゃの使い方も覚えるようになっていったんです。
健康と体重を取り戻すうちに、身体の状態も自然と良くなっていき…
少しずつ目も開くようになり、視界もクリアになっていったのだとか。
そして、保護されてから2週間後。
ネスレの目は、曇りのない視界を取り戻しました!
失明の危機を乗り越えたネスレは、遊び好きな性格を覗かせるように。
柔らかいタイプの固形のご飯も食べられるようになり、着実に成長を重ねていったそう(*´∀`*)
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努力は報われる
やがて、年相応の大きさにまで成長した彼は…
家の中を走りまわり、跳ねまわり、元気を持て余すほどに回復します。
まもなく、家族として迎え入れてくれる飼い主も見つかったとのこと。
懸命に看病を続けた里親のカットさんと、精いっぱいに生きることを諦めなかったネスレに心からの拍手を送ります!