米カリフォルニア州に住むウィルソンさんが、室内から庭へと荷物を運び出していたときのこと。
物置の裏で、どこからか迷い込んできた2匹の子猫を見つけました。
どちらも泥とノミまみれで、ひどい栄養失調を起こし、上気道に問題もある様子。
すぐさまインターネットで助けを求めた結果、保護団体「ToRescue」が引き取りを申し出てくれました。
施設への道中、白い子猫は黒い子猫を励ますようにずっと寄り添っていたのだとか。
驚異の回復力
黒い子猫は弱り切っており、感染症にかかった目は開くこともできません。
彼はただ白い子猫のそばに横たわっているだけで、施設に着くまで命が持つかもわからないほどだったんです。
獣医からは「黒いほうの子猫は、あの時保護しなければ一晩持たなかっただろう」と言われたものの…
点滴や薬で治療を始めると、まもなく注射器6本分のミルクを飲み干し、新しい部屋で喉を鳴らしながら休める程の回復を見せてくれました。
白い子猫も部屋の中を走り回り、わずか数時間で、まるで別の猫のような変身ぶりです!
数日後には自分でご飯を食べられるようになって…
さらには、独りでトイレにも行けたんです!
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新しい家族の元へ
その後準備が整うと、それぞれに生涯のお家へと旅立って行った2匹。
白猫はウォーブン、黒猫はウィルソンという新しい名前をもらいました。
ギリギリのところで命を繋ぎ止めた子猫の兄弟。
これからも元気に育っていくことを心から願います。
(参照:LoveMeow)