精神科医の🍀いちは🍀 (@BookloverMD)さんが投稿した、医学部における『ラテン語の学習』を巡る呟きに注目が集まっています!
医学部一年で、人体解剖をラテン語で暗記させられ、評価の厳しい試験があり、「ラテン語なんて使わないのになんで!?」と思った。
その後、海外でも解剖学を敢えてラテン語でやる大学があり、それは「努力できない者を振り落とすため」だと知り、妙に納得した。
実際、振り落とされる人は数人いた。
— 🍀いちは🍀 (@BookloverMD) 2020年1月7日
ひたすら暗記。
「理解するのは得意だけど、暗記が苦手」
なんて言ってられない。
ラテン語の法則は多少あるし、英語と似ている部分から類推できるものもわずかにはあるが、基本的にはとにかく暗記。
入試まで暗記の努力を最低限にして理解と応用力で切り抜けてきた人は、ここで少し辛くなる。
— 🍀いちは🍀 (@BookloverMD) 2020年1月7日
医学部の受験では「努力できるか」が分からない。優秀な人は国立でもそう努力せずに受かるし、そういうバケモノみたいな人がチラホラいる。多少は努力したという人ならゴロゴロいる。
しかし、ラテン語を覚えるのに必死の努力が不要という人はほとんどいない(たぶん少しはいる)。
— 🍀いちは🍀 (@BookloverMD) 2020年1月7日
そんな理由が…!!Σ(゚д゚;)
諸説あり
なお、他の方からはこんな意見も…
ラテン語は現代ではほとんど使われなくなったため、これからも医学用語としての用語が変化しないそうです。
このため覚える必要があると教わりました。また、私が講義をする時も同じように説明していました。— えふ (@medi_cat) 2020年1月7日
私らの頃(1980年代後半~)はもうありませんでしたが、1950年代くらいまでラテン語そのものを大学や高校で習ったという人もいましたから(アメリカ)、その名残もあるのかもしれませぬ。
なおラテン語は色々なところに痕跡のように残っているので、知っていると便利ですね。 https://t.co/4yQQ04OcjY— KGN (@KGN_works) 2020年1月7日
一般的に解剖学ほラテン語と古代ギリシャ語のイメージです。
というか、医療英語のおそらく9割がラテン語か古代ギリシャ語由来の単語だからな…
高校でラテン語か古代ギリシャ語専攻していた連中は「直訳やんけ」って余裕ぶっこいてました。
なので、振り落とすとか以前に覚えないとほぼ詰む。 https://t.co/CZ3KXDXoS6— Fujiwara Taiki (@Fuji_Taiki) 2020年1月7日
いずれにしても、『当たり前にマスターできる人材』しか医師にはなれない、ということなのかもしれません。
本当に、厳しい世界なのですね…!(;∀; )
関連:【マジか】 医学部では、『医師に恋した患者への対応法』も教わる
みんなの反応
●もう7年ぐらい前なので覚えていないけど、確かウチの大学は「ラテン語と英語いずれでも回答可。ただしラテン語の方が教授の心象がいい」だった気がする。とはいえ大抵は英語で答えてたような。で、試験が終わると英語すら忘れる
●ラテン語は選択も選択、やらなくていい部類の科目になっていたけれど、生薬の学名が知りたくて選択した。学んでみていろんなことがわかったし、生薬以外でも様々なところでまだまだ使われていて、やっててよかったって思った。この後、医学用語の解説本を書こうと思っているから素でまた役に立つと思う
●完全に同意。解剖学つらすぎて、医学部辞めたい…って思いつつベンキョウした記憶が蘇ってきた。吐気なう
知られざるお話に、リプライ欄にも大きな反響が寄せられていました!