アプリマーケティング研究所 (@appmarkelabo)さんは以前、書籍『アリエリー教授の「行動経済学」入門』(早川書房)に書かれていた一説を巡って、こんな解説イラストを制作・投稿しました!
ヒトは価値がわからないと「スキルよりも努力」で価値を決めてしまう
あるカギ屋さん、新人でカギ開けに苦労してた頃は、たくさんチップをもらえた😂
しかし、スキルが上がり「努力の可視化」がなくなると、なぜかお客さんは「高い」と怒るようになった😡
アリエリー教授の「行動経済学」入門 より pic.twitter.com/FLzqeLv18Q
— アプリマーケティング研究所 (@appmarkelabo) 2017年12月25日
分かりやすい…!!(;∀;)
「影の努力」を見抜く
こうして客観的に見れば、まったくもって理不尽な話なのですが…
現実として、無意識の内に上記のような考え方をしてしまうという人も、たくさんいるのではないでしょうか。
鍵屋あるあるですね。これがわかっているので、デキる鍵屋は難しそうな演技をしたりわざと時間をかけたりして客に大変さをアピールすることがあります。
— 粒餡 (@04_17) 2017年12月25日
音楽業界でいうとマスタリングエンジニアもそうですね。
かかった時間で請求額が決まるのでシングルCDをマスタリングする前に、こだわってますアピールの説明に時間を費やすベテランなんかも出てきました。
相手が貧乏レーベルだと分かるとなる早で仕上げてあげたりもします
— 🌷YuMi🍎 (@YoutubeSST) 2017年12月26日
これが、出来ないやつがムダな残業をして評価される現象。
本質を見抜けない管理職のなんと多いことか。— 相似の器~二次の彼方に (@sunrise_of_3) 2017年12月25日
努力と効率、評価基準としてどちらを優先するべきか。
対価を払う立場、また誰かを教育する立場に置かれた際は、しっかりと向き合わなければならない問題ですね。
関連:サボりがちな後輩をひいきする先輩が不満…こんな理由で退職してOK?
みんなの反応
●これ思い当たることありすぎた。自分のためにある程度苦労してる様に見せる必要や、あえて工数を増やす必要があるんだなぁって
●早く開けたら料金を高くすればいいのに。ピザ屋宅配サービスで30分遅れたら割引になるみたいに
●めちゃくちゃ頭のいいSEの友達も、頭めっちゃ働かせていいプログラム組んでも早く終われば「簡単だったんだな」と評価されると言っていた。SEの集う、同じ知識を要求され大変さを知っているはずの会社ですらそうなんだから素人とプロだったら尚更なんだろうな。腑に落ちないけど身に覚えはある
ためになる一幕に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました!