ある日アメリカ・ノースカロライナ州の保護団体Alley Cats and Angels of North Carolinaの設立者ティアさんの元に、緊急の連絡が入ります。
連絡者によると、火事にあった家から、息も絶え絶えな5匹が見つかったとのこと。
現場から、かなり近くにいたのは確かです。
懸命にケアするものの…
煙の臭いがついた顔に酸素マスクをあてがうと…
子猫たちは息を吹き返し、鳴き始めます。
ティアさんは彼らを連れて、すぐに救急病院に向かいました。
獣医によると、一番小さな3匹は生後3日、その次が生後10日ほどしか経っておらず…
彼らを守るような仕草を見せる最年長の猫は生後5週間ほどで、気道と目にひどい感染症を患い、失明しかねない状況です。
その後、赤ちゃん猫専門の預かりボランティアに引き取られ24時間体制のケアを受けますが…
年下の子猫のうち2匹が2日後に体調を崩し、危険な状態に。
そのまま、残念ながら…命を落としてしまいました。
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亡き家族の分も
生き残った3匹はお互いを支え合いながら、徐々に回復していきます。
目の感染症もよくなり、失明も逃れた一番年上のクイディッチ。まるで助けてくれた感謝の気持ちを表すように、みんなにキスをするのが大好きなんだとか。
生後3週間の真ん中の子猫、エクスプローディング・スナップ。彼はとても遊び好きになり、歩き方や走り方もマスターしたようです。
生後12日のウィザード・チェス(魔法使いのチェス)。つらい状況を乗り越え、ようやく目を開き始めました。
成長の様子はそれぞれですが、みんなすくすくと育っています。
旅立ってしまった兄弟たちの分まで…
彼らには、これからも穏やかで楽しい日々を送っていってほしいですね。