11月の寒いある日、ゾシアさんのお父さんは、家の中で猫の鳴き声を聞きつけました。
そして彼は、廊下の片隅に…
怯えきった表情の3匹の子猫を見つけます。
生後2ヵ月程度の彼らは、開けっ放しになっていた玄関から侵入した様子。
随分と汚れている上、お腹を空かせ、人間を恐れていることから、野良猫に違いありません。
3匹一組
一家は、すぐに子猫たちを暖かい部屋に招き入れましたが、手を離すやいなや皆、物陰に隠れてしまいます。
母猫がいないか周囲を探してみましたが、どこにも見当たらず…。
「母猫の身に何かがあったから、自分たちで食べ物を探し歩いていたのね」
ゾシアさんたちは、腹ペコの彼らにご飯をあげました。
初めの数日間、3匹は人間をとても怖がっていたそうです。
助けた日、彼らのうちの1匹は、草や葉っぱ、トゲトゲした松葉を吐き出していたわ。
それでも…
1週間がたつ頃には、隠れるのをやめ、愛らしい仕草を見せ始めます!
それぞれ「マウプカ」「ヌトカ」「スザルキ」と名付けられた3匹。
やがてゴロゴロと喉を鳴らしながら、ゾシアさんたちへすり寄るようになりました。
一日中、思いっきり遊び回ったあとは…
こんなに無防備な格好で眠りこけていることも。
また、ゾシアさんたちは、彼らのために「お城」を作ってあげたそう。
とっても気に入った様子です!
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ビフォーアフター
マウプカの趣味は人間観察。忙しそうにしていると、「猫の手」を貸してくれます。
ヌトカは、膝の上で仰向けになって眠るほど甘えん坊。幸せそうな寝顔ですね。
スザルキは注目を浴びるのが大好き。「もっと愛情がほしいにゃ~」と、いつも一生懸命にアピールしてきます!
お腹を空かせていた子猫たちは、3匹とも、立派な姿に成長しました。
彼らはこれからも離れることなく、優しい飼い主さんのもとで、いつまでも幸せに暮していくことでしょう(*´∀`*)