ディズニーランドが『夢の国』として、長年多くの人たちから愛され続けている理由には、ありのままを受け入れてくれる優しい世界が、そこにあるからなのかもしれません。
[ada]
ディズニーUSの公式チャンネル「Disney Parks」によってYouTubeに投稿された、ある一家のディズニーランドでの体験を紹介します。
聴覚障がいを持つ両親の元に生まれたシェイリーちゃん。彼女もまた、耳が聴こえませんでした。
家の外では普通の子どもたちと同じ経験をすることが難しいですが、手話やジェスチャーを使って友達と理解し合える学校は、彼女にとって特別な場所でした。
彼女は家と学校では、何を気にすることもなく、自由に振る舞うことができました。
しかし3年前、家族みんなでディズニーランドを訪れることになったシェイリーちゃんは、ありのままの自分でいられる場所を、もう1つ見つけたのです。
ディズニーへ向かう車の中で、浮かない表情をするシェイリーちゃん。
「耳が聴こえないのに楽しめるのかな…?」 そんな不安があったことでしょう。
しかし、そんな彼女を笑顔にしてくれたのは、ディズニーのキャラクターたちからのサプライズでした。
「こんにちは。私の名前はティンクよ。」 ティンカーベルがそう手話で伝えると…
驚いたシェイリーちゃんの表情は、ぱあっと笑顔に!
今度はミニーが「私は今、手話を習っているの」
「うまいね、すごいよ!」とシェイリーちゃんはグッドサイン!
ディズニーキャラクターたちと理解し合うことができて、心の底から喜んでいるシェイリーちゃん。最高の表情をしています!
▼その様子は、ぜひ動画でご覧ください。
このころは、数名のキャラクターが手話を使っていたそうですが、現在もキャスト向けの手話講座を開催したり、通訳を置いたりなど、聴覚障がいを持つ人たちも居心地良く過ごせるように、サービスの向上を図っています。
日本でも、同じように手話講座が行われており、手話を習っているキャストは手話ピンを付けて、必要な人に分かりやすくするなどの取り組みも行っているようです。
障がいを気にせずに、心から楽しむことができたディズニーランドは、シェイリーちゃんにとって本当に夢のような場所だったことでしょう。
嬉しそうに笑うシェイリーちゃんの笑顔に、じんわりと温かい気持ちになります。
ディズニーには、これからも『夢の国』として先頭を切って、このようなサービスの向上に努めてもらいたいものです。