土器について…
山田邦和(@fzk06736)さんは以下のようなツイートを投稿しました。
これ、サラッとおっしゃっているが、実は至言なんですよね。土器の発明が人間の文化を大きく変化させたのはなぜか? そう、それは「お湯が沸かせるようになった!」この一言なんですよね。疑うなら、台所からお鍋やヤカンなど、お湯を沸かせる道具の一切が消え去った後の食生活を想像してみるべし。 https://t.co/EEX0449FsD
— 山田邦和 (@fzk06736) January 14, 2023
想像もつかない(;゚Д゚)
偉大な発明
山田さんはさらにこう続けます。
⇨もちろん、土器なしにお湯を沸かすのが百%不可能だというわけではありません。しかし、土器の発明により、お湯を沸かすことが圧倒的に容易になった。そういうことなのです。
— 山田邦和 (@fzk06736) January 14, 2023
⇨そして、お湯を沸かせるようになると、食生活のバラエティーが圧倒的に広がる。従来は食べられなかったもの、調理に手間がかかったものが、「炊く」ことによって容易に食べられるようになる。だから、土器の発明は人間の歴史にとって革命的な変化をもたらせたわけです。
— 山田邦和 (@fzk06736) January 14, 2023
⇨たとえば、貝を例にあげると、生の貝を石器でこじ開けるのは大変。焚き火で貝を焼くことは可能ですが、まあ非効率的ですね。しかし土器でお湯を沸かしてその中で炊くと、大量の貝がすぐに食糧になるし、あとのスープがまたまた美味しく栄養価満点。
— 山田邦和 (@fzk06736) January 14, 2023
⇨動物の肉についても、焚き火で焼く(もちろん焼肉プレートや焼肉用網はない時代の話)ことしかできなかった時代と、土器でお湯を沸かして煮ることができるようになった段階では、やっぱりぜんぜん違いますよね。と説明していたら、鍋料理が食べたくなってきた。明日の晩ご飯は鍋物にしよう!
— 山田邦和 (@fzk06736) January 14, 2023
湯を沸かすというきっかけから、煮る・炊くという選択肢が生まれ料理のレパートリーが広がったのだと思うと改めてそのすごさを実感しますね。
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みんなの反応
●教科書では馬や奇抜な形の壺が目立っていた縄文時代の土器には、現代の急須と形が変わらない土器があるのを最近ネットで知って、縄文人は想像よりずっと生活のレベルが高かったのだな、と驚いた
●「焼く」で充分だったはすなのに「煮る」という発想が一体どこから生まれてきたのか昔からすごく気になってる
●ポリネシア・ミクロネシア・メラネシア地域で広く用いられるアースオーブン(焼け石と共に地中に埋めて蒸し焼きにする調理法)は、土器になるような粘土が乏しかったから発達した文化だってのを最近知って目から鱗だった。知恵だなぁ
ハッとさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。