米ワシントン州のとある保護施設から、1件の連絡を受けた保護活動家のハンナさん。
5匹の子猫とその母親が施設にいるが、一番小さな子猫はご飯を食べることができずかなり弱っている。
経験豊富な預かりボランティアが必要なので、手を貸して欲しい。
依頼を快く引き受け、子猫に会いに向かいましたが…
その姿を目にして、ショックを受けます。
彼女は他の兄弟に比べかなり小さく、触るとあばら骨がわかるほど痩せていたんです。
ハンナさんは小さな子猫を家に連れ帰ると、スモールフライと名付けすぐにケアを始めました。
困難な道のり
生後3週間にも関わらず、スモールフライの体重は生後1週間の猫と同じ程度の170gしかありません。
さらにひどい上気道の感染症と貧血、そして心臓の雑音も見つかり、回復までの道のりが険しくなることは必至。
それでも、ハンナさんは決して諦めませんでした。
チューブでミルクを与え、サプリメントや薬で昼夜を問わずケアを続けると…
やがて、自分でご飯を食べようとするまでに回復を遂げます。
息をするのが楽になり、食欲が出てきたのでしょう。
これはとても大きな1歩でした。
母猫から栄養たっぷりの母乳をもらうことができて、7日後には体重が2倍に。
病弱で小さな子猫の面影は、もうどこにもありません。
こうして順調に回復を遂げた彼女は、大好きな姉妹猫・プーチンと一緒に「生涯のお家」へと旅立って行きました。
暮らす場所が変わっても…
2匹は変わらず、いつでも寄り添って過ごしていたといいます(*´艸`*)
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美猫に大成長
その後、1歳になった彼女はますますやんちゃに。
現在の飼い主さんによると、彼女は獰猛なハンターで、週に数箱の段ボールを仕留めてめちゃくちゃにしているのだとか(笑)
ハンナさんの献身的なケアと愛情で、美しい猫へと変貌を遂げたスモールフライ。
これからも元気に育ってくれることを心から願います。