保護施設へと連れてこられた生後3ヵ月の子猫・カルマには、耳と尻尾がありませんでした。
それは先天的なものではなく…
どうやら「何者かに切り取られたようだった」といいます。
「ひどく怯えている彼女には、特別なケアが必要だ」
そう考えた保護施設のスタッフは、シリコンバレーにある動物愛護団体に相談しました。
心の傷痕
愛護団体のミッシェルさんによると…
やはりカルマは、たくさんのトラウマを抱えていたとのこと。
過去に負った身体の傷は、ほとんど癒えていました。
けれども彼女は、本当に何もかもに怯えていたんです。
なかでも人間に対しての恐怖心は、特にひどいものでした。
その後カルマは団体の手助けによって、一時預かりボランティアのカーラさんの元へと引き取られて行きます。
カーラさんはたくさんの愛情を注ぎながら、辛抱強くカルマの心の傷を癒やしていきました。
友達に「カルマには新しい耳が必要だ」と言われて。
編み物でピンク色の耳を作ってあげることにしたんです。
さらには彼女のために、子猫用のベッドやネズミのおもちゃまで自作したそう。
たくさんの時間をかけ、カルマは少しずつ人への信頼を取り戻していきました。
プレゼントもとても気に入った様子で…
2人の間には、確かに絆が芽生えていましたね。
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そして幸せに
カーラさんに預けられてから数週間後。
カルマは精神的な健康を十分に取り戻し、生涯の家を探せる状態にまで回復しました。
幸いにも引き取り手はすぐに見つかり、今では新しい家族や猫の仲間たちと仲良く暮らしているとのこと。
どうか彼女には、つらい経験が霞んで見えなくなるほどの楽しい思い出を、これからも作っていって欲しいですね。
(参照:Love Meow)