エリック C (@x__ok)さんが投稿した、ある日の電車内でエピソードに注目が集まっています。
満員電車の終点で戸袋に手が挟まれて半泣きの小学生の女の子がいた。ドアが半分開いた状態。早く係員を中に入れて救助させるべきだが通さないで無視して降りていく大人達。私が怒鳴って止めるまで半分しか空いていないドアから降りる人の波は止まらなかった。なんでこうなのだ。冷たい社会。冷和。
— エリック C (@x__ok) 2019年7月9日
しかし、私が怒鳴ってみんなが止まった時に気がついた。こいつら、怯えている。もし私がかよわい女性だったら、誰も止まらなかったかもしれないと思った。あるいは降りようとしている中に暴力団の人とかいたら、面倒くさい事件になったかもしれない。
— エリック C (@x__ok) 2019年7月9日
そう思ったら、何も言えずに何もなかった様に出て行く人達の気持ちも少しはわかった気がした。もし全員がその子を助けることが優先だと当たり前に考える社会なら、問題ないが、多くが見放す社会だと行動により勇気が必要になってしまうのかもしれないと思った。
— エリック C (@x__ok) 2019年7月9日
子供が助けられ、その子は泣くのを耐えながら半泣き状態で降りた。大丈夫かと聞いたら、その子の答えはなんと、ごめんなさいの連発だった。私だけにではなく待たされた皆に謝っていた。驚いたが、これが日本なんだと思った。他のどこの国でもあり得ないのでは無いかと思った。
— エリック C (@x__ok) 2019年7月9日
被害者がご免なさいを言わなければならない圧力を感じる社会。しかも生まれて10年も経っていない様な子供がこういう風にしている。昔のアメリカの深南部の黒人の子供が白人達に謝っているみたいな光景。しかし、この凄さを説明しても、もしかしたら日本の多くの人には伝わらないのかもしれない。
— エリック C (@x__ok) 2019年7月9日
「冷たい社会」
時折耳にする言葉ですが、これほど痛切に感じさせられるワンシーンはありませんね。
「今の日本はこうですよ」
この話を受けて、tomoyuki1215 (@tomoyuki12151)さんからも信じがたい体験談が寄せられていました。
JR秋葉原駅でスーツ姿の若い女性が階段の下に転がっていた。意識がない。夜10時頃でホームに駅員がおらず、反対側の駅員室に報告すると「酔っ払いでしょ?」私は救急車を呼んだ。急性硬膜外血腫。あと30分遅れたら死亡とのこと。今の日本はこうですよ。 https://t.co/NEvyBwN4g8
— tomoyuki1215 (@tomoyuki12151) 2019年7月9日
誰もが何らかの問題を抱えながら、歯を食いしばっている世の中だからこそ…
多くの方が、「他人の痛み」に対する共感までも失っているのかもしれません。
昔、漫画「はだしのゲン」を読み、人々の意地悪さ、思いやりのなさに怯えた。しかし当時は戦中戦後、人々は自分が生き抜くだけで精一杯。「貧すれば鈍す」ということで理解できる。なるほど、現代日本は、戦中戦後の精神に逆戻りしているのか。
— 麻賀大義_日本司法と闘う (@chojishishido) 2019年7月9日
しかし私の知っている70年代の日本でも、実は同じだったのではないかと思うのです。きっとそれ以前の昔も。
— エリック C (@x__ok) 2019年7月9日
『辛いから無視する』のではなく、『辛いから手を取り合う』。
そんな考え方が我が国全体へと広まるよう、切に祈ります。
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みんなの反応
●わたしも友人が電車とホームの間に人に押されて落ちてしまったことがありました。周りは誰も助けてくれず無視、友人を避けながら電車に次々乗り込んでいきました。冷たい世の中です
●昭和でも平成でも同じでしたよ。迷子の子ども突き飛ばして早足で歩いてく大人達を見て、こんな大人には絶対になるものか!と誓ったので
●人情はどこへ行ってしまったか。やがては自分の身に降りかかるのも知らずに
ハッとさせられる一幕に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。